【23-24NEWモデルブーツ紹介①】知らなきゃ損！今季おすすめできるスキーブーツブランド3選！各商品比較あり！「レーシング・エキスパートブーツ編」

S/RACE 2

少し光沢のあるシェル素材を使用しています。
従来の「S/RACE」と比べてシェル硬度が高くなっています。 尚且つ、踵周りのモールドも細くなっており、無駄な遊びがない形状をした「ザ・レーシングブーツ」といったモデル。
背面のビス留めも直接打ち込むことで、より遊びがなくなり、剛性が強くなります。
本格的な硬さを持った、特に男性の競技スキーヤーに人気のあるモデルです。

S/RACE

23-24シーズンに登場したモデル。
光沢のないマットな素材を使用しています。

同じように92mmラストを持った、21-22シーズンまで出ていたレーシングカテゴリー「S/RACE」シリーズにかなり似たモデルのため、パッとみた感じ見覚えがある方もいらっしゃるかもしれません。
以前のモデルは中足部のコアに「コアフレーム」というカーボンを内蔵していました。
新しいモデルはそれがなくなり、全体的な樹脂のモデルとなっています。
「S/RACE 2」がガンガン攻めるレーシングブーツなのに対し、こちらはしなやかな柔らかさを感じ取れるようなブーツとなっています。
競技で使う分にも、どちらかと言うと女性が履きやすい、あとは動きの幅を持たせたいような基礎のスキーヤーの方に最適なモデルに仕上がっています。
今季は技術選などで使用する方も多くなるのではないでしょうか。

REDSTER STI（SLIM TEAM ISSUE）

一番ナローボリュームのラスト幅93mmのスキーブーツ。
狭めで、幅だけでなく指の上の空間まで全てローボリュームで、インナーブーツも低めに設定されています。
また、くるぶし周りのカントヒンジが低い位置についている、ローヒンジと呼ばれる形状になっています。
ハイヒンジと呼ばれるCSと比べると、底面からカントヒンジまでの高さの違いがわかりやすいです。
また、ブーツ自体の背の高さも異なってきます。
STIはローボリュームで背も低く、カントヒンジも低いため、足首を曲げる支点が低い位置に来ます。
このため、かなり脛が入りやすく、動きを出しやすいレーシングモデルです。
どちらかと言うとジュニアレーシングやレディース、基礎の技術選の方でも挑戦しやすいモデルとなっています。

REDSTER TI(TEAM ISSUE)

ミドルボリュームのスキーブーツ。
ラスト幅が95mmと、STIよりも2mm広くなっています。
こちらもミドルボリュームということで、指上の甲の部分のボリュームも少し抑えられています。
カントの位置も、STIよりは少し上、CSよりは少し下のミドルヒンジとなっています。
以前までのREDSTERの金型と比べると動きやすいモデルです。
このブーツの一番のコンセプトは「ダイレクトなパワー伝達」。
しっかりとした動きの中でも横に力を逃さず、しっかりと足元に力を入れることができるのがこのモデルの特徴です。
STIよりもパワーを重視したスキーヤー向けのブーツとなっています。
レーシングブーツとして使われる方が多いモデルとなっています。

REDSTER CS

ハイボリュームのスキーブーツ。
ハイボリュームといっても、クラブスポーツシリーズの96mmのため、一般的なブーツの中では十分にタイトなモデルです。
このブーツは結構以前から使用されている金型をベースで、ハイヒンジのモデルとなっています。
ヒンジが高い分、支点が高いので横の角付け動作がしやすくなっています。
レーシング入門・基礎スキーなど、これからカービングをもっと上達したいと言う方に向いているブーツといえます。

SALOMONのブーツの際にもご紹介しましたが、背面のビス留めも直接打ち込むことで、より遊びがなくなり、剛性が強くなります。
パワー伝達を重視していた時の金型をベースにしているので、背面のビスに噛ませがなく、また、つなぎ部分にプラスチックのパーツを噛ませてあるのですが、圧に違いのものを噛ませることで、前傾角度も調整できるようなパーツが付いています。

DOBERMANN 5 RD

ラスト幅は93mmのバリバリのレーシングで使われるようなモデルです。

「DOBERMANN 5 M」と「DOBERMANN 5 RD」はインナーブーツもかなり異なっています。
「DOBERMANN 5 RD」のインナーブーツには「ヒールリンクシステム」がついており、紐を縛るとストラップ部分がアキレス腱をしっかりと閉めるような構造になっています。
このため、インナーブーツから、かなり足にフィットするようになっています。
また、アッパー部分に高い支点でも紐が緩みにくいようにベルトが設置されています。
インナーブーツ細部にかなりこだわりが出ています。
トゥ部分にはネオプレーンを使用。
左右対称のピッチではなく、足のボリュームに合わせて親指側を広く、小指側は逆に余計に広がってしまわないような構造に作られており、指先のフィット感も良くなっています。

DOBERMANN 5 M

こちらはラスト幅96mm、基礎エキスパートの方から使用できるようなモデルとなっています。