スキーヘルメットの選び方【おすすめのメーカー・ヘルメットもご紹介!】
スキーはスピードの出るスポーツなので、転倒や他のスキーヤーとの接触、最近ではバックカントリーやサイドカントリーなどの際に立木との接触などのリスクがあります。
そんな突然の事故による大きなけがを防ぐために、頭部を守るスキーヘルメットは欠かせないアイテムの一つ。
近年ではスキー・スノーボードに関わらず、ヘルメットを被る方が増えてきています。ヘルメット=オシャレというイメージが広がってきていることをご存知でしょうか。
自分用や子供用のヘルメットが欲しいけど、何を基準に選べばいいのかわからない方!
スキー専門店として長い歴史のあるタナベスポーツ推薦!おすすめのヘルメット選びについてご紹介!
目次
ヘルメットの着用率が年々増加傾向
一昔前はヘルメットを着用している方はスキー・スノーボード問わず少なかったですが、最近は徐々に増えてきています。
頭部を守るという安全面だけでなく、ヘルメット=おしゃれというイメージが広がってきていますね。
ヘルメット=ダサい、子供や初心者だけのもの、重たいとった印象を持っている方もいるかもしれませんが、その考えが徐々に払拭されていっています。
現在のヘルメットは各メーカーの努力もあり、色や形が豊富。
つば付きの物やレンズ一体型など、機能の向上だけでなく、オシャレなデザインも増えてきています。
まだお持ちではないという方は、ぜひこの機会に試してみてください。
初めてヘルメットはハーフヘルメットがおすすめ
ヘルメットの種類は大きく分けて3種類。
「ハーフヘルメット」「バイザー付きヘルメット」「レーシングモデル」です。
初めてヘルメットを使用される方は、「ハーフヘルメット」をおすすめしています。
ハーフヘルメットとは、一般的なヘルメットで、イヤーパットが付いており着脱がしやすい構造となっています。
多くのモデルでイヤーパットは取り外すことが可能で、お天気が良く暑く感じる日には取り外して使用することが可能です。
また通気性が良く、蒸れを軽減する機能「ベンチレーション機能」が付いたモデルや、サイズ調整可能なアジャスタが付いたタイプもあります。
最近では、より安全性を高めた【MIPS】というのがついているモデルもあります。
MIPSとは、「多方向衝撃保護システム(The Multi-directional Impact Protection System)」。難しい言い方ですが簡単に言うと、転倒した際、脳への衝撃を減少させるようヘルメットがスライドする構造となっており、脳へ伝わる衝撃を緩和させるシステムとなっています。
使い勝手が非常に良く、お手頃な商品も揃っていますので、初めての方におすすめです。
バイザー付きヘルメット
バイザー付きヘルメットとは、ハーフヘルメットにバイザーが搭載されているモデルとなります。
バイザーが付いているため、ゴーグルを装着する必要がないのが大きな特徴。
バイザーの形や色はヘルメットによって様々ありますので、バイザー付きヘルメットを購入する際は、レンズの種類や用途も合わせてチャックしてみてください。
デメリットとしては、バイザーが稼働することで若干の隙間ができること、鼻元がしっかりフィットしないモデルなどもありますのでその場合には、細かい雪などがレンズ内に侵入してくることがあるので、可能であればしっかりと試着した上で、ご購入を検討してみてください。
レーシングモデル
レーシングモデルとは、レースなど通常よりもスピードを出すシチュエーションが多い方に向けた、安全性を第一に考えたヘルメットとなります。
ヘルメットの強度が高く、イヤーパットではなく耳までしっかりと覆われているのが特徴です。
ヘルメットはフィット感が重要。アジアンフィットがおすすめ
ヘルメット選びで重要なことは、「フィット感」と「深くかぶれるか」です。
ヘルメットをかぶった時に、深くかぶれず、浮いていたり、ぐらつきがある場合はサイズが合っていません。
窮屈過ぎたり、どこか当たって痛いというのも良くありません。
ヘルメットの形状は、欧米の方に合わせた細長いタイプのものが多く、丸型でハチがはっている日本人には合いづらい傾向にあります。
そのため各メーカーでは、アジア人の頭の形状に合わせた「アジアンフィット」というモデルが展開されています。
ほとんどの日本の方は、この「アジアンフィット」モデルを選んでおけば問題ないはず。
店頭でヘルメットを試着可能な形は「アジアンフィット」のものを手に取って実際に被り心地を試してみてください。
ネットで検索される方は「アジアンフィット」や「ASIAN FIT」で探してみてください。
最近では「オーバルフィット」など言い方が違う物もありますので確認が必要です。
頭の大きさの測り方
大まかにしか測れないという方は、サイズ調整が可能なヘルメットも選択肢のひとつです。
ヘルメットと一緒に!インナーキャップがおすすめ
ヘルメットは直接被るように設計されていますが、頭は汗をかきますし、ヘルメットを掃除するのは大変です。
そのためヘルメットを直接被るのではなく、その下にインナーキャップを被ることをおすすめしています。
滑っていると多かれ少なかれ汗をかきます。インナーキャップを被っていれば、汗を吸ってくれますし、汚れた場合はインナーヤップを洗濯すればよく、ヘルメットが汚れにくく、より清潔に使用できます。
インナーキャップは通常のニット帽よりも薄手のものが多かったり、長時間被って頭が痛くならないようシームレスなものが展開されています。
スキーは自然の中を遊ぶスポーツでとてもスピードの出るスポーツです。
ご自身がスキーのスキルに自信があっても、不意の転倒や他者からの衝突、立木や石などにあたるリスクのあるスポーツです。
大自然を相手にしてるので、1度の事故が大きなけがにつながりますので、ヘルメットは被ることをお勧めします。
最近のヘルメットは昔に比べて軽く被っていることを忘れるような商品も多く出てきていますので、安心してスキーを楽しむためにもヘルメットを被りましょう。
おすすめ商品
GIRO
Neo Mips
ジロの商品の中で不動の人気
価格もお手頃でMIPS付、アジアンフィットモデル被りやすくカラーも豊富にあるので、最初の1つ目にはもってこい
SALOMON
PIONEER LT PRO
低価格で被りもばっちり、MIPS付ではないが初めて買うモデルとしては充分な機能、このモデルを基本に次回のヘルメットに欲しい機能などを追加するための基本中の基本のモデル
SWANS
HSF-251
老舗国内メーカースワンズ
国内メーカーで日本人の頭の形をベースにヘルメットの形状を作っているのでフィットしやすいことと価格が他社に比べると割安