フリースタイルスキーとは?どんな種類の滑り方がある?フリースタイル用のスキーブーツの選び方も紹介!

フリースタイルスキーって何?どんなブーツを選んだらいい? そんな疑問にお答えします!
フリースタイルスキーといっても種類は沢山!まずはフリースタイルスキーの種類について把握しましょう!
知識をしっかりと身につけると、正しいスキー用品を選ぶことができます!
フリースタイルスキーは、オンピステ(整地)をメインとしたスキーではなく、オフピステ(不整地)やパーク(ジャンプ系)をメインにしているスキースタイルのことを指します。
まずは各カテゴリーのスタイルを説明しましょう!

スロープスタイル(フリースタイル)

スロープスタイル(フリースタイル)

スロープスタイルとは2014年ソチオリンピックから正式種目として採用された新ジャンルのスキースタイルになります。
タイム測定による順位を競うものではなく、ジャンプ台や、ジブアイテム(障害物)を使い、アクロバティックなパフォーマンスを難易度や着地点での綺麗さ等で審査します。
モーグル種目との大きな違いは、コブ斜面で行う訳ではないことと、ジブアイテムを用いての演技があるというところです。
ジャンプ台のサイズは、大きいもので25M級超巨大キッカーまであり、主に飛び系(ジャンプ系)が主流となるスキースタイルになります。
また、フリースタイルはスロープスタイルのように飛び系をメインとするパーク種目なので兄弟の様なものですね!

スロープスタイル(フリースタイル)に適したスキーブーツ選び

スロープスタイルやフリースタイルでは高い運動性能と衝撃吸収力、はたまた微調整をしやすくするためのルーズさも要するため、硬めのフレックスのスキーブーツよりも柔らかめのスキーブーツが好まれます。
フレックス70~110程度 また、拘束力を少し弱めたい場合は4バックルではなく3バックルのタイプ(ロアシェル2箇所、アッパーシェル1箇所)を選ぶのもありでしょう。

モーグル

モーグル

モーグルは、フリースタイル競技の中の一つで、コブとエアー(ジャンプ台)の二つを用いた競技種目になります。
コブは深く、急斜面で行われることが多く、難易度がかなり高い種目です。ターン技術、エアー演技、タイムなどの総合評価によって採点されます。
採点配分はターン60%、エアー20%、スピード20%とほとんどが「コブを捌くターン技術」が重要です。
華々しいエアーがメインに思われがちですが、モーグル種目においての鍵はターンの質。
コブに関しては競技選手のみでなく、一般スキーヤーにも好まれるシュチュエーションで、多くのスキーヤーが腕を磨いています。
それでは、モーグルやコブで選ばれるスキーブーツの特徴をご紹介します!

モーグルに適したスキーブーツ選び

モーグルやコブにおいて大切なのは足首の運動性と上体(上半身)の安定性です。
特にモーグル競技においては、かなり足首の前傾を使います。
足首の角度が緩むことで上体が後方(山側)に置いて行かれ、スピードコントロールすることが難しくなります。
なので、モーグル選手やコブ愛好家が使用するスキーブーツのフレックスは柔らかく、70~110程度の硬さを選ばれる方が多いです。
また、エアー着地時にもソフトなフレックスが衝撃の受け口となり、安定した滑りの繋ぎを生み出しています。

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フリーライド・バックカントリー

フリーライド・バックカントリー

フリーライド・バックカントリーはオフピステ(不整地)や新雪(パウダー)ゾーンをメインとするフリースタイルスキーです。
フリーライドスキーにも競技種目は存在します。
1996年にスイスから発祥したWORLD FREERIDE TOUR(WFT)は、スタートとゴールのみ決まっており、地形や雪質を読んで自由なラインを滑り降りる競技になります。
もちろん多彩な地形を有する種目になるので、不整地はもちろんのこと、未圧雪のパウダーゾーンも多いです。
多彩な地形を追い求める自然に最も近いカテゴリーになるので、滑走性だけではなく、歩行能力も考慮した道具選びが必要となります。
またバックカントリースキーも名前の通り【裏山スキー】なので、整地されたリフトのかかったコースではなく、リフトの無い山を自身の足で登り、滑り降りる超自然型アクティビティスキーなので、フリーライドスキーと共通して、道具には活動性が重要になります!

フリーライド・バックカントリーに適したスキーブーツ選び

フリーライド・バックカントリー用のスキーブーツに重要なキーワードは2つ。
【超軽量】
【HIKE MODE(ハイクモード)】です。
様々な斜面を滑り降りるだけではなく、自身の足で登ることも必要なので、スキーブーツの重さはかなりのネック。
実際にオールラウンドモデルから上級エキスパートモデルまでの平均的なスキーブーツの重さは片足で約2㎏弱、両足で4㎏を優に超えます。
そこで、少しでも楽に活動しやすく歩きやすい状況を生み出すために開発されたのが超軽量シェルです。
超軽量シェルはフリーライド・バックカントリーモデルで多く使用されており、歩行時の負担を減らします。
その重量は平均で約1.6㎏!両足でも3㎏弱と、約1㎏程度軽くなっております。
フリーライド・バックカントリーに挑戦される場合は【超軽量】のキーワードをお忘れなく!

もう1つの大事なキーワード【HIKE MODE(ハイクモード)】は名前の通り、歩くモードです。
ハイクモードとは別名WALK MODE(ウォークモード)とも呼ばれ、機能としては歩く際の可動域補助を行ってくれます。
スキーブーツは前傾角といって、脛方向(つま先方向)に10°~18°程前傾しており、その設計以上に背面方向に起きないよう出来ています。
簡単に言うと、常に軽く膝が曲がった状態になっているのです。
歩行時、足の構造上、後方側の足首は開くので、スキーブーツを履くと歩きにくくなります。
その時に役に立つのがハイクモードです。
スキーブーツ背面に取り付けられているレバー(切り替えスイッチ)を調整すると、背面方向にもスキーブーツが可動し、歩きやすくなるので雪山も登りやすくなります。
以上2つのキーワードを漏らすことなく選んでみましょう!

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まとめ

フリースタイルスキーといっても種類やスタイルがいくつか存在するので、フリースタイルの一括りにするのではなく、自身のやりたいスタイルや種目をしっかりと把握してスキーブーツ選びをすることをオススメします。
同じフリースタイルスキーでもモーグル種目にバックカントリーモデルを選んでもダメですし、バックカントリーにスロープスタイルモデルを選んでも疲れるだけです。
フレックスや機能に注意して、正しいフリースタイルスキーブーツをチョイスしましょう。

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