【2021-2022 NEWモデル】SWANS(スワンズ)ゴーグル徹底解析!
1911年創業のメガネレンズ加工業を生業とする山本光学が、その技術をスポーツシーンに応用すべく、1972年に世に送り出した『SWANS』。
105年を超える歴史の中で培われた技術がトップアスリートだけでなく、様々なユーザーの安全で快適な視界を護るバリエーション豊かなラインナップに活かされています。
今回はそんなスワンズの商品について詳しくご紹介します!
SWANS(スワンズ)の来年のラインナップは?
SWANSの来年のラインナップは人気のあるRIDGELINE(リッジライン)・ROVO(ロヴォ)など、レンズの曇りを最大限に抑える『レンズの開閉機能』のあるゴーグルが中心です。
RIDGELINE(リッジライン)
RIDGELINEの場合、左右のパーツを押し出すことでレンズ間に隙間ができます。
これにより、風を下から上へ吹き上がらせてゴーグル内に溜まった温かい空気を効果的に吐き出します。
また、レンズの内側にPREMIUM ANTI-FOGと呼ばれる従来品より2倍曇りにくい曇り止め加工が施されているのもポイントです。
レンズの開閉機能が合わさることでPREMIUM ANTI-FOGの効果がさらに増します。
レンズを開けた状態で内側のレバーを押し下げることにより、レンズを外すことができます。
RIDGELINEのレンズは上下のピンで止めている状態です。ピンの下の部分は動きません。
(在庫切れの場合もございます。)
ROVO(ロヴォ)
ROVOの場合、下のレバーでひねり上げてレンズを開けます。内側のバネを押し下げることでレンズを取り出すことが可能です。
レンズを付ける時も内側のバネを押し下げるだけ。レンズの付け外しが簡単なため、曇った時や雪が入った際にレンズの取り外しが行えます。
レストハウスでレンズの取り外し、乾燥が行えるのもポイントです。
ROVOはこちら(在庫切れの場合もございます。)
レンズの種類
SWANSの場合、調光レンズシリーズが主流になっています。
MIT調光レンズ
MIT調光レンズはミラーをレンズとレンズの間に挟み込んだ調光レンズ。
これにより、ミラーが傷つきにくくなるのに加え、剝がれにくくなります。
ミラーが剥がれる一番の原因は細かい傷や薄い傷から水が滲み込むこと。MIT調光レンズは細かい傷を吸収できるため、レンズ拭きで拭いてもミラーが剝げにくいです。
MITレッドミラー調光レンズの可視光線透過率は33~69%。
晴れから雪まで幅広く対応しています。見え方がナチュラルです。
MITミッドブルー調光レンズの可視光線透過率は45%~72%。
黄色っぽく見えるのが特徴的です。ホワイトアウトや猛吹雪、降雪、雪の量が多い時でも明るく見えます。
光が強くなると、ミラーの反射が濃くなります。
MITレンズ商品はこちら(在庫切れの場合もございます。)
ウルトラレンズ
ウルトラライトパープル
ウルトラライトパープルはオールラウンドに対応したレンズ。ウルトラはSWANS独自の高視認性レンズです。
ハイコントラストレンズのシリーズになっています。
ゴルフ用のサングラスや釣り用のサングラス、ドライビンググラスに対応したレンズが存在します。
雪面のコンディションや遠景、先々の滑る斜面や変化を事前に把握し、スピードが出せるようサポートしてくれます。
思い切り見せることをコンセプトに作られたレンズです。
目の色合いに馴染むナチュラルな色合いに仕上がっています。長時間かけても疲れません。
晴れの日のような光の量が強い時、濃くなります。天気が悪く光量の少ないときは薄くなるのも特徴の一つに挙げられます。
ウルトラライトグレー
ウルトラライトグレーはシンプルな見た目に加え、ウルトラライトパープルよりも20%高い55%の可視光線透過率を誇るレンズです。
暗いのが苦手な方やより明るさを求める方にうってつけ。
ライトシルバーミラーが入っているため、太陽光を和らげてくれます。
調光レンズではないため、色の変化はありません。天気の悪い時に向けたレンズです。
(在庫切れの場合もございます。)
V4
V4は非常に柔らかいレンズ。フレーム自体も柔らかいです。鼻の隙間や頬のプレッシャーにフィットします。
肌触りが滑らかなフォームに仕上がっています。端面が丸みを帯びているのも特徴的。
倒れた時に視界の妨げにならないようになっています。視野の角度を取る目的で作られたレンズです。
ちなみに、多くのアルペン競技者に愛用されています。
厚みのあるヘルメットと干渉しないため、風が入りにくいです。
(在庫切れの場合もございます。)
TBR
TBRは単四の乾電池が1本入っており、AUTOとEVERのボタンで操作します。
状況に応じて湿気を吐き出せるのが魅力的。
EVERの時、ファンが回転して湿気を吐き出すことが可能です。
AUTOの時、70%以上の湿度を感知するセンサーが反応して湿気を履き出します。
湿度が70%を下回ると、ファンが止まります。ちなみに、TBRは眼鏡対応です。
バッテリーは20℃以上の常温の場合、常備換気で8時間持ちます。
低音になると、アルカリ電池の容量が若干落ちてしまうため、持ち時間が変わってきます。
ファンを回し続けると、目が乾くので注意が必要です。
滑る以外にファンを回し続けることでバッテリーを持たせることができます。場合によっては1シーズン持ちます。
(在庫切れの場合もございます。)
080
080は大型の球面レンズ。横幅が広く、眼鏡が入ります。
眼鏡の蔓(つる)のプレッシャーを逃がす構造になっているのが特徴の一つに挙げられます。
なので、ゴーグルと眼鏡が干渉しません。
発色性に優れたミラーレンズが用いられているため、スキーウェアに合わせやすいです。
いろいろなカラーが用意されています。
(在庫切れの場合もございます。)
Q&A
Q.ゴーグルが曇ってきた際、ゴーグルを付けたまま開けても大丈夫なのか
A.ゴーグルが曇ってきたもしくは自分が温かくなってきた時に開けても大丈夫です。
リフト・ゴンドラ・クワッドリフトに乗る際、瞬間的に開けると常にゴーグル内を換気する形になります。
スキーのバックルを緩める時にゴーグルを開けるのがおすすめです。
それにより、効果的に曇りが抑えられます。滑り出す時にゴーグルを閉じる形になります。
Q.開けたまま滑ることはできるのか
A.春先や天気の良い日は快適に滑ることができますが、雪が降っているシーズンだと雪が入って滑りに支障が出ます。
雪が降っている時はゴーグルを閉めないといけないです。
Q.ウルトラレンズは凹凸が見やすいのか
A.凹凸が見やすいレンズは偏光と呼ばれる機能が付いています。
輪郭をハッキリさせたり、シャープに見せるレンズです。これにより、対象物がハッキリ見えるようになります。
Q. ウルトラライトパープルとウルトラライトグレーのどちらが吹雪の時に見えやすいか
A.ウルトラライトパープルの方が明るいものの、雪面や斜面変化を見るのに適していません。
斜面変化を確認したい場合はウルトラライトグレーがおすすめです。
ただし、天候が悪い時に調整が効きにくくなります。どちらが悪いなど、優劣は決められません。
Q.TBRをしていて眼鏡が曇りにくいのか
A.TBRのファンで湿気を吐き出すため、眼鏡の曇りにも有効です。
ただし、TBRは曇り止め加工を施しているものの、眼鏡は基本的に曇り止め加工が行われていません。
なので、眼鏡の方から先に曇ってしまいます。
Q.値段によってレンズの質が変わってくるのか
A.曇り止め加工・フレームのフィット感・視認性に違いが出るため、ゴーグルを購入する際はどのくらいの予算を用意できるかが重要です。
Q. ウルトラライトパープルの他に悪天候に適したレンズはあるのか
A.基本的には、黄色っぽいレンズがおすすめ。
無彩色のウルトラライトグレーも天気が悪い時に適しています。
Q.天気の良い日に使える汎用性の高いレンズはどれか
A.日差しや反射光を避けるなら、可視光線透過率が低いレンズがおすすめです。
ただし、暗い場所が見えにくくなるため、注意しないといけません。
3シーズン、4シーズンに渡ってスキーを行うなら、ウルトラライトパープルがおすすめです。