ATOMIC(アトミック)ブーツ2022-2023モデルをご紹介!
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ATOMIC(アトミック)の2022-2023シーズンのNEWブーツを徹底解説。 REDSTERシリーズやHAWXシリーズのNEWモデルから、インナーブーツなどの性能、更なる革新を遂げた最新ブーツについてご紹介していきます!
目次
ATMICプロフェッショナル シリーズ
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アトミックの使命は、スキーというスポーツを前進させること。
60年以上にわたりアトミックの製品は、ワールドカップの舞台からローカルゲレンデまで、プロと愛好家がそれぞれの可能性を最大限に発揮できるよう、力を与えてきました。
さらにアトミックはその歴史に触発され、性能の限界を押し広げる決意をしました。
これまで経験したことのない究極のスキー体験をする為に設計されたのがこの「アトミック・プロフェッショナル・シリーズ」です。
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- REDSTER CS 130 PROFESSIONAL【レッドスタークラブスポーツ】
- HAWX ULTRA 130 PROFESSIONAL【ホークスウルトラ】
- HAWX ULTRA 115W PROFESSIONAL【ホークスウルトラ】レディースモデル
- HAWX PRIME130 PROFESSIONAL【ホークスプライム】
アトミックブーツはブーツフィッティングという部分に非常に拘りを持っており、今年はさらにそのプロフェッショナルシリーズがユーザ目線に立って細かく分かれています。
V3TONGUE(V3タング)システム
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タングは下記の3タイプと取り替え可能です。
- 【LV】ローボリューム/薄手
- 【MV】ミディアムボリューム/中間
- 【HV】ハイボリューム/厚め
厚さの設定が分厚め・中位・薄手に分かれています。
足のボリュームがあるお客様は薄いタングを、ボリュームのないお客様は厚いタングを選ぶようにしてください。
「MIMIC(ミミック)プロフェッショナルライナー」
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インナーには「MIMICプロフェッショナルライナー」と呼ばれる非常に成形、フィッティングさせやすいものが展開されています。
「プロフェッショナル デュアルストラップ」
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パワーベルトに「プロフェッショナルデュアルストラップ」と呼ばれる、全体を締めるためのベルトと、タングを締めるベルトとの2つから構成されたベルトを採用。
「プロフェッショナルデュアルストラップ」で全体をしっかりと締めつつタングを緩める事により、少しブーツの操作性を向上させることができます。
例えば雪面が荒れてきた場合には少しゆるめに、逆にしっかりと滑りたい時には強めに締める事によりブーツをより硬く感じることができるようになります。 この様に使用場面によって使い分けができるストラップなど、非常に多岐にわたってモデルのアップグレードがされています。
※デュアルストラップベルトでないモデルもあります。
上記のタングやライナーなどPROFESSIONAL SERIESパーツは別売りでの販売もしており、プロフェッショナルモデル以外への取り付けも可能です。
また、別売りパーツではリフターなども用意されております。
細かいソールパーツの装着についでは店舗にてご相談ください。
REDSTER TEAM ISSUE【レッドスターチームイシュ】シリーズ
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内側にタイトな形状になっていて、雪面やエッジグリップとのコンタクトが行いやすいという特徴を持っています。
基礎スキーをメインとする選手も使用されいるが、主にレースをされる方やエキスパートレベルの選手向けに需要が伸びているブーツです。
特徴的には、甲部分は非常に高く、ラスト幅は95mm。
足入れした感じは少しタイトに感じるユーザが多いと思われます。
アッパーシェルの部分も少し高めに作られており、足の細いユーザが使うことが多いブーツに仕上がっています。
フレックスは4タイプあり、ユーザの好みに合わせて選ぶことができるようになっています。
また、シェルに「MEMORY FIT(メモリーフィット)」の記載があるものは全てシェルの熱成形が可能です。
今期から全てフルモデルチェンジしており、フレックス150/130に関しては「MIMIC(ミミック)ライナー」という薄い熱成形が可能なレース用に開発されたインナーが採用されています。
MIMIC LINER(ミミックライナー)とは
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2021-2022モデルは「3D GOLD」や「3D SILVER」といったライナーが中心でしたが、2022-2023モデルからはMIMICタイプが多く出てきています。
これまでの熱成形インナーは、ウレタン素材を使用しているものがほとんどで、このウレタンを加熱、膨張させた中に足入れを行い、ウレタンを潰すことで足形を取っていました。
MIMICライナーはその発想を変えて、熱で成形する下敷きの様な少し厚めのウレタンではない樹脂素材をインナー内に入れ、それを熱成形して形をとっています。
この樹脂素材を使用することよってヘタリにくく形も出やすくなり、さらにウレタンと比較すると厚みも薄く軽量といった特徴を持っています。
MIMICの成形には専用のソックスを使用したり、オーブンで十分に温める必要が出てくるなど、熟練のテクニックが必要になってくるため、成形するスタッフによって違いが出てくることもあります。
REDSTER STI【レッドスターエスティーアイ】シリーズ
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「REDSTER STI」のシリーズは、「REDSTER TI」と比較するとロープロファイルになっています。
ヒンジの位置やカフも少し低く、少しワイドなボリュームに仕上がっています。
膝下(すね部分)が短かく、くるぶしのカントの位置が低くなっているため、非常に日本人の足形に合いやすいモデルです。
このモデルは、基礎スキーの選手達に非常に多く使われています。 「REDSTER TI」がグリップ感を強くするブーツであるのに対し、「REDSTER STI」は操作感をよくするブーツになっています。
基本的なラスト幅は93mmレーシングラスト。
数字のみ見ると「REDSTER TI」の95mmと比べてタイトに感じますが、実際には体積は「REDSTER STI」の方が大きくなっているため、全体的な足入れ感は楽に感じられる方が多いです。
デモスキーでの使用に非常におすすめのモデルです。
REDSTER CS(CLUB SPORT)【レッドスタークラブスポーツ】シリーズ
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「REDSTER CS」はREDSTERシリーズ内ではラスト幅が広い設定のモデル。
「REDSTER STI」や「REDSTER TI」ではなく、もう少しルーズにレーシングブーツを履いてみたいという方にオススメのブーツです。
96mm narrow lastは前足部分と船状骨部分のスペースを若干増やして快適性を高め、アグレッシブ過ぎない優しいエッジング感覚を提供します。
角付けが最も容易で楽なターンが可能です。
「REDSTER STI」と「REDSTER CS」にも上位機種には全て「MIMIC LINER(ミミックライナー)」が採用されています。
HAWX【ホークス】ファミリー
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HAWXファミリーの中には「ULTRA【ウルトラ】」「PRIME【プライム】」「MAGNA【マグナ】」の3シリーズがあり、2022-2023モデルは「MAGNA」がフルモデルチェンジしています。
また、ソール形状もほとんどのモデルがグリップウォークに対応。
非常に履きやすく歩きやすい、心地よいブーツに仕上がっています。
「MEMORY FIT【メモリーフィット】」対応で、熱によるフィッティングも可能です。
こちらも「MIMICインナー」搭載のモデルもあり、フィッティングに関しては非常にお客様のニーズに応えやすいブーツになっています。
「HAWX ULTRA」は98mmラスト、「HAWX PRIME」は100mmラスト、「HAWX MAGNA」はさらに広い102mmラスト。
シリーズによる棲み分けも非常に分かりやすく、全て非常に軽量に仕上がっています。
HAWX ULTRA【ホークスウルトラ】シリーズ
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ラスト幅は98mmと決して狭くなく、非常に軽量化されてるブーツです。
現在世界的にも好評で、カテゴリで言うとおそらく世界で最も売れているというデータも出ています。
元々エキスパートのスキーヤーでそれなりのフィット感を求めている方や、足の細い方に求められているブーツで、ただ軽いだけではなく、操作性にも優れています。
「エナジーバックボーン」を採用することでサイドの剛性の高いブーツに仕上がっています。
「HAWX ULTRA」のシリーズ内でもフレックスによってモデルが分かれていたり、レディースモデルも展開されています。
HAWX PRIME【ホークスプライム】シリーズ
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HAWX ULTRAのモデルをベースにしてラスト幅が少し広めの100mmのミディアムラストになっています。
快適性、操作性を兼ね揃えた軽量ブーツです。
HAWX ULTRAシリーズでは横幅が少しキツイと言う方はこちらのモデルがオススメです。
HAWX MAGNA【ホークスマグナ】シリーズ
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HAWXシリーズの中では一番ワイドブーツでラスト幅102mmになります。
2022-2023シーズンはフルモデルチェンジ。
高度なフィット感を得られる、100%カスタマイズ可能な次世代スキーブーツ。
フルカスタマイズ可能な「ミミックライナーテクノロジー」により、新しいレベルの快適性、保温性、反応性を実現します。
これまで以上に簡単なステップイン/ステップアウトを組み合わせることで、一日快適に楽に履けるブーツに仕上がっています。
上位モデルに関してはストラップ(パワーベルト)が新しくなり、非常に着脱がしやすくなりました。
ソールはグリップウォークがついているものと、そうでないものとがありますが、別売でパーツがあるため、ご自身の使用しているビンディングとの相性に合わせてご購入いただけます。
HAWX XTDツーリングシリーズ
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- 「HAWX ULTRA XTD」【ホークスウルトラエックスティーディ】シリーズ
- 「HAWX PRIME XTD」【ホークスプライムエックスティーディ】シリーズ
「HAWX」のツーリングシリーズは、ベースはそれぞれ「HAWX ULTRA」と「HAWX PRIME」のシェルを使用。
そこにウォークモードを搭載し、ピンテックのパーツを取り付けることで、マウンテン系のお客様のニーズが多いブーツとなっています。
アトミックのブーツはウォークモード時の可動域(モーションレンジ)が広く、54度動かすことができます。
ロアシェルのふくらはぎ部分にV字にスリットが入っていることで可動域を広くしています。
ロアシェルにスリットが入っていないと、履いていない時には動くが、実際に履いた時ロアシェルの背面部分が引っかかって後ろ方向に動かなくなります。
ウォークモードがついているブーツで比較した時、アトミックのようなスリットの入ったデザインのブランドは少なく、他社と差別化できるポイントとなっています。
インナーを抜いてロアシェルの背面部分を見ることでスリットを確認できます。店舗などで実物を見る機会がある方は是非確認してみてください。
背面のレバーはワンタッチで非常に操作しやすく、バックルも非常に軽量なワイヤーバックルを使用。
重量の面でも他社と比較して差別化できている、アトミックの強みのあるブーツです。
BACKLAND【バックランド】シリーズ
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完全にツアーに特化した、ツアー用のビンディングに対応した「BACKLAND」。
このブーツでも「MEMORY FIT」でフルメモリできるものもあります。
ユーザ数の少ないカテゴリではありますが、細かな調整が可能なモデルになっています。
ブーツ単体だけでなく、ソールパーツや、インナーに貼る専用のオーブンを使って熱圧着させるパッドなど、別売りパーツも販売されています。
ブーツは基本的に、インナーにグレードがあって、そのグレードによってかなり機能が違ってきます。
ブーツ選びの際には、そういった点も注意してみましょう。
ブーツは靴と同じで足によってフィット感が変わってくるため、店舗での試着や、熱成形などの足に合ったカスタマイズが重要です!