【2021-22年NEWモデル】ATOMIC(アトミック)の最新ブーツを徹底解説!
今回はATOMIC(アトミック)の2021-22シーズンのNEWブーツを徹底解説。
REDSTERシリーズやHAWXシリーズのNEWモデルから、新たなインナーブーツまで、更なる革新を遂げた最新ブーツをQ&Aを交えながらご紹介します。
目次
REDSTER TEAM ISSUE(レッドスターチームイシュー)
2020-2021シーズンにフルモデルチェンジしたスキーブーツです。
REDSTER WC(レッドスターワールドカップ)モデルの後継になります。
アウターシェルのワールドカップに出場している選手の声を反映させ、ラスト幅が変更されています。
21-22モデルはダイレクト感が強くなるよう、タイトだった92mmラストから95mmラストに変わりました。
ただラスト幅が広くなったというよりは、シェルの厚みを調整し直し95mmという新設計に行きつきました。
結果、雪面やエッジグリップとのコンタクトが行いやすくなっています。
ナローラストと言われる程タイトな形状で、多くのレーサーが使用しているモデルです。
基礎スキーをメインとする選手の中でも使用している方がいます。
特に、エキスパートレベルの選手に多く使われています。
REDSTER STI(レッドスター スリムチームイシュー)
アウターシェルのラスト幅が93mm。
REDSTER TEAM ISSUE(レッドスターチームイシュー)と比べるとタイトなイメージがありますが、体積はREDSTER STI(レッドスタースリムチームイシュー)の方が広くなっています。
足首が動きやすい形状になっているため、ほとんどのデモ選手や基礎スキーエキスパートは、REDSTER STI(レッドスター スリムチームイシュー)を使用しています。
また、レーシングブーツとして、まだ動きが定まっていないスキーサークルの1年生や女子の選手にも多く使われています。
日本人はくるぶしの位置が低いため、それに合わせてREDSTER STI(レッドスター スリムチームイシュー)もくるぶしの位置が低くなっています。
ビギナー〜中級者の方の場合、REDSTER STI(レッドスタースリムチームイシュー)の方が動きを出しやすいです。
動きがまだ整わない方にオススメのブーツです。
REDSTER TEAM ISSUE(レッドスターチームイシュー)との違い
REDSTER TEAM ISSUE(レッドスターチームイシュー)と比べると、エッジのダイレクト感よりも足首の動きやすさを重要視して作られてたモデルです。
REDSTER TEAM ISSUE(レッドスター チームイシュー)がワールドカップ選手達の声を多く取り入れて作っているのに対し、REDSTER STI(レッドスター スリムチームイシュー)は日本のエキスパートスキーヤーの声をダイレクトに取り入れて、アジア人の足を基に作られています。
全体的なボリュームバランスとしてはラスト幅95mmのREDSTER TEAM ISSUE(レッドスター チームイシュー)の方が、横が絞られている感覚がありタイトに感じやすくなっています。
また、滑った時のエッジのダイレクト感は、REDSTER TEAM ISSUE(レッドスターチームイシュー)の方が感じやすくなっています。
ご購入を検討されている場合は、実際に履き比べてどちらが履きやすいかを確かめてみましょう。
REDSTER CLUBSPORT(レッドスタークラブスポーツ)
21-22シーズンからインナーブーツが大きく変わり、バックルのカラーリングも変更されています。
インナーブーツは、新たにMIMIC LINER(ミミックライナー)に変更されました。
通常インナー素材はウレタンの柔らかい素材を使用しますが、MIMIC LINER(ミミックライナー)には薄い熱成形が可能なプラスチックのような素材が入っています。
ワールドカップの選手達の中ではMIMIC LINER(ミミックライナー)の需要が高まっています。
今までのフォーム材を使用しているスキーブーツに比べてダイレクト感が強いので、エキスパートの方からの評判の良い素材です。
現在国内のほとんどの選手がMIMIC LINER(ミミックライナー)を使用した「プロフェッショナルライナー」を使用しています。
「プロフェッショナルライナー」には、くるぶし回りにフォーム材が入っており、それ以外の部分にはMIMIC LINER(ミミックライナー)の熱成形の素材が足を包み込むような形で入っています。
MIMIC LINER(ミミックライナー)を使用しているモデル
MIMIC LINER(ミミックライナー)には次の3つの種類があります。
・MIMIC PROFESSIONAL(ミミックプロフェッショナル)
・MIMIC WC(ミミックワールドカップ)
・MIMIC GOLD(ミミックゴールド)
REDSTER CULBSPORT(レッドスタークラブスポーツ)の中では110/130のみMIMIC LINER(ミミックライナー)が標準されています。
REDSTER CULBSPORT130 PROFESSIONAL(レッドスタークラブスポーツ130プロフェッショナル)にはMIMIC PROFESSIONAL(ミミックプロフェッショナル)。
REDSTER CULBSPORT130 (レッドスタークラブスポーツ130)にはMIMIC WC(ミミックワールドカップ)。
REDSTER CULBSPORT110 (レッドスタークラブスポーツ110)にはMIMIC GOLD(ミミックゴールド)が装着されています。
また、REDSTER CULBSPORT130 PROFESSIONAL(レッドスタークラブスポーツ130プロフェッショナル)は早期限定販売ではないため、受注が取れる限りは購入することができますが、あまり数は展開しないので、ご購入をご希望の場合は早めのご注文がおすすめです。
HAWX ULTRA(ホークスウルトラ)
21-22シーズンフルモデルチェンジしたモデルです。
PROLITE(プロライト)構造で、20-21シーズンのHAWX ULTRA XTD(ホークスウルトラエックスティーディー)のようなフレーム構造になっています。
薄くて軽く、硬さを必要とする場所には硬いフレームが入っています。
これまでと比べ、非常に強化された素材の仕様に変わっています。
また、ロアシェルの噛み合わせの部分が今までに比べて7mm長くなり、フィット感も良くなっています。
MEMORY FIT(メモリーフィット)を備え、熱成形がしやすくなりました。
硬いフレームの入った部分は「エナジーバックボーン」と呼ばれており、サイドの硬さが出るようになっているのでエッジングとグリップ感もタイトです。
MIMIC LINER(ミミックライナー)を使ったラインナップもあります。
HAWX ULTRA(ホークスウルトラ)にもプロフェッショナルモデルが存在します。
ユニセックスモデルとレディースモデル共にプロフェッショナルライナーがセットになっているモデルです。
HAWX ULTRA(ホークスウルトラ)は、元々エキスパートのスキーヤーでそれなりのフィット感を求めている方や、足の細い方に求められているモデルです。
ラスト幅は98mmジャストとなっており、決して狭くはありませんが、アトミックの中ではタイトな部類のブーツです。
非常に軽量化されており、持ってすぐに軽いと感じます。
一度手に取って軽さを確かめることをおすすめします。
ただ軽いだけでなく操作性も優れ、エナジーバックボーンを採用することでサイドの剛性の高いブーツに仕上がっています。
ソールについて
モデル名にGWと入っているスキーブーツには、GRIP WALK(グリップウォーク)ソールを使用しています。
HAWX ULTRA(ホークスウルトラ)に関してはフレックス100以外は全てGRIP WALK(グリップウォーク)ソール。
また、別売で付け替えの可能なノーマルのソールの販売も予定されています。
HAWX ULTRA(ホークスウルトラ)シリーズとHAWX PRIME(ホークスプライム)シリーズ共通で1,900円のパーツになります。
HAWX ULTRA 100(ホークスウルトラ100)に付けるGRIP WALK(グリップウォーク)ソールも一緒に販売します。
ソールパーツの販売はGRIP WALK(グリップウォーク)ソールと、ISO5355ノーマルソール別々で行います。
HAWX PRIME(ホークスプライム)
HAWX PRIME(ホークスプライム)は、21-22シーズンの大きな変更点がありません。
20-21シーズンから、MIMIC LINER(ミミックライナー)採用モデルや、MIMIC PROFESSIONAL(ミミックプロフェッショナル)がセットされたモデルなどが展開されています。
HAWX PRIME(ホークスプライム)はHAWX ULTRA(ホークスウルトラ)のモデルをベースに軽量化を行い、ワイドなラスト幅に仕上げたブーツです。
HAWX(ホークス)シリーズの中でタイトフィットなモデルがHAWX ULTRA(ホークスウルトラ)、ワイドフィットなモデルがHAWX PRIME(ホークスプライム)。
どちらもエキスパートの方向きのモデルになっています。
今までスキーを行っていて、軽いモデルはないかと探している方におすすめです。
非常に軽いので、店頭で一度手に持っていただきたいモデルです。
また、HAWX PRIME(ホークスプライム)快適思考な方に適しており、カントや前傾角の調整が行えるパーツも装着されています。
お店の方に調整してもらうことが第一ですが、ブーツチューンナップをしたい方にもおすすめできます。
ソールパーツの付け替えは可能です。
HAWX ULTRA XTD(ホークスウルトラエックスティーディー)
HAWX ULTRA XTD(ホークスウルトラエックスティーディー)は、一般スキーヤーの方に需要が高いスキーブーツです。
HAWX ULTRA(ホークスウルトラ)をベースに、ウォークモードが付いたモデルになっています。
可動域が広く設けられており、一般ユーザーの方が駐車場から歩いたり、レストランを歩くのに適しています。
ヨーロッパでの人気が高いブーツです。
ピンテックタイプのビンディングだけでなく、一般のGRIP WALK(グリップウォーク)対応のビンディングにも合う設計です。
フレックス115以上の上位モデルには、MIMIC LINER(ミミックライナー)が入っています。
高いフィット感を味わいたい方におすすめのスキーブーツと言えます。
カスタムとフィット感
アトミックのほとんどのモデルは熱成形に対応しています。
また、フィッティングを重要と考えており、幅広いカスタムが可能。
MEMORY FIT(メモリーフィット)などは熱成形してシェル出しをしても、戻りにくい素材を使用しています。
はじめに履いた状態が100%ではなく、カスタムすることでそれ以上の物になるようプロダクトになっています。
お店でチューンナップを行うことでより高い満足度が得られます。
また、ATOMIC(アトミック)のスキーブーツは、温度変化の影響を受けにくい素材を使用しています。
現在地球温暖化により、時期によって温度変化が大ききくなってきています。
そのため、温度変化の影響を受けにくい素材を使用しています。
ATOMIC(アトミック)は、素材を毎年アップグレードしており、これからもさらに変化していきます。