2021-2022 NEWモデル AVIRIVA(アヴィリーバ)スキーブーツ徹底解析!

AVIRIVA(アヴィリーバ)は、HELD(ヘルト)ブーツを始めとするスキーブーツを約60年間製造している「ヘルト株式会社」の中のブランドの一つです。

AVIRIVA(アヴィリーバ)のスキーブーツはすべて奈良県の川西町で製造・組立を行っています。

みなさんあまり聞き慣れず、スキー場でもあまり見かけた事がないという方も多いと思われます。
立ち上げてから約10年のスキーの歴史から考えるとニューフェイスとも言えるブランドです。

AVIRIVA(アヴィリーバ)の特徴

このAVIRIVA(アヴィリーバ)ブランドの特徴は、ほとんどのパーツを日本で製造してる点です。
バックルなどの細かなパーツは海外製のものを使用していますが、アウターシェルの成型、アッセンブル、デザイン・規格なども今年から全て奈良の本社で行う、メイドインジャパン・メイドイン奈良のフルハンドメイドのスキーブーツです。

国内でのフルハンドメイドであることで、様々な手法を用いたり細かな変更が利いたりと、メリットが沢山あります。
アウターシェルのみでなく、全てのインナーブーツも社内縫製。
自社で製作が可能なことで、例えば修理や改善などの要望にも細やかに答えることができ、良いブーツを製造することができます。

将来的にはパーソナルなモノづくりをしていくことも可能な施設、あるいは工場になっていくと思うので、是非AVIRIVA(アヴィリーバ)ブーツをお試し下さい。

20/21モデルで展開していたAIR HORNET 110(エアーホーネット110)が廃番となり、新しくHORNET 100(ホーネット100)が登場しました!

AVIRIVA(アヴィリーバ)のメインモデル

AVIRIVA(アヴィリーバ)のメインは5モデル。

・SUPER HORNET(スーパーホーネット)
・HORNET WCR/WC(ホーネットワールドカップレーサー/ワールドカップ)
・HORNET(ホーネット)
・AIR HORNET(エアーホーネット)
・SHADOW(シャドウ)
このうち21/22モデルで大きく変更となっているのは、SUPER HORNET(スーパーホーネット)です。

SUPER HORNET(スーパーホーネット)

デザイン、使用しているバックル・インナーブーツを全て変更しています。
一番の特色は、アウターシェルに「テンプラスト」という素材を使っている点です。
「テンプラスト」外気温の変動に強い構造になっており、スキー場での外気温が低く、あるいは高くなっても硬さが変わらない素材です。
この素材を使用することで、温度が滑りに影響しくく、長時間雪上にいても極度にアウターシェルが硬化する事がありません。

値段は非常に高くなりますが、多くのユーザーから高評価を得てるモデルです。
また21/22モデルからは、インナーブーツ上部に手紐を付け、インナーブーツを履きやすくする事と同時に、「コルクフロー」呼ばれるカカト周りに採用しているラッピング機能が高い素材部分を、容易に足をフィットできるようになりました。
これにより、以前までの設計と比べるとカカトのホールド感が各段に向上し、着脱の負担を減らすことができます。
このコルクフロー採用インナーブーツを、別名Fインナーという形で呼んでいます。

トップモデルのSUPER HORNET(スーパーホーネット)は、長時間ゲレンデにいる方、スキー学校の先生、あるいは少し柔らかめのスキーブーツが欲しいエキスパートスキーヤーにおすすめのスキーブーツです。
ですが基本的にはエキスパートスキーヤーがメインになります。
ラスト幅は95mmになっています。

HORNET WCR/WC(ホーネットワールドカップレーサー/ワールドカップ)

HORNET WCR/WC(ホーネットワールドカップレーサー/ワールドカップ)シリーズのフレックスは170と190の2種類。
シェル硬度が非常に高いスキーブーツで、HORNET(ホーネット)シリーズと比べると、よりレーシングに特化しているスキーブーツになります。
かつて初代HORNET(ホーネット)は、非常に硬くアルペン競技用のブーツとしてユーザー様に好まれていました。
その初期のモノづくりを、今の時勢に合わせた形で復活させたのがこの「ワールドカップ」シリーズです。
ボトムも反発性の高いものを使っており、アウターシェルも非常に硬いブーツになっているので更に上を目指すレーサーにおすすめです。
ラスト幅は95mmになっています。

HORNET(ホーネット)、AIR HORNET(エアーホーネット)

HORNET(ホーネット)、AIR HORNET(エアーホーネット)もタイトな設計になるので、インナーブーツもタイトになっています。
どちらかというと、レーシング系を目指す方、あるいはもう少しレベルアップを図りたい方におすすめです。
ハイスピードで滑られる時には、やはりウレタン系のHORNET(ホーネット)、AIR HORNET(エアーホーネット)がベストです。

HORNET(ホーネット)

HORNET(ホーネット)にはSUPERHORNET(スーパーホーネット)と同様のダブルボトム(インスペクター)を採用し、反発を良くしているのと同時に、薄く硬めのしっかりとしたつくりのRインナーを採用しています。
検定や大会などそういった技術志向の方はHORNET(ホーネット)がおすすめです。
ある程度技術的な滑りは出来、長時間スキー場に居てスキーを楽しみたい方はSUPER HORNET(スーパーホーネット)が良いでしょう。

AIR HORNET(エアーホーネット)

どちらもウレタンですが、AIRHORNET(エアーホーネット)は少し軽い素材を使用しています。
撓みを出しやすいフレックスボトムを採用していて、インナーブーツは少し柔らかいLインナーを採用。


この二機種はよく似ていますが、金型は同じでも素材、材質、樹脂が異なります。
楽にスキーを楽しみたいけどタイトな操作性を求める方にはAIR HORNET(エアーホーネット)をおすすめします。
どちらもラスト幅は95mmになっています

SHADOW(シャドウ)

SHADOW(シャドウ)は他のスキーブーツと金型が違っていて、ラスト幅が100mmあります。
レベルとしては1級を目指す方や、結構バックカントリーでもこの軽いということも含めて使われているケースもあります。
全体的に少しラスト幅が広いブーツになりますので、幅広の足の方にもフィットしやすいモデルとなっています。

インナーブーツについて

ファーストオーダーや早期受注会中の限定ではありますが、3種類のインナーブーツからお好みのものをお選び頂けます。
21-22シーズンは「Fインナー」「Rインナー」「Lインナー」と3種類あり、グレードアップという形で組み替えが可能です。

例えば、SUPER HORNET(スーパーホーネット)とHORNET(ホーネット)に関しては、通常Rインナーが入っていますが、Fインナーというコルクフローのタイプのインナーブーツに入れ替えをすることが実施できます。

実際に履いていただいた上で、自分は例えば踵が浮くのをしっかりと抑えたいという方は、コルクフローのFインナーを選んでいただければおすすめです。
逆に少し硬めで薄めのインナーブーツが良いという方はRインナー。
いやもう少し柔らかめで普通のエキスパートスキーをしたいという事であれば、Lインナーを選んでいただくと、より良いアウターシェルとインナーブーツの組み合わせが出来るという事です。

ボトムの形状について

ボトムの形状は、インナーブーツ同様三種類あります。

ダブルボトム(インスペクター)

構造としてはつま先側とカカト側ソールが繋がっていて反発力、剛性を高めています。
中心に切れ目を入れることで多少の捻じれやすさも出しています。
SUPER HORNET(スーパーホーネット)、HORNET(ホーネット)に採用されています。

ワールドカップボトム(ダブルボトム)

ダブルボトム(インスペクター)との違いは、切れ目がなくより強い反発と剛性が備わっている点です。
HORNET WCR/WC(ホーネットワールドカップレーサー/ワールドカップ)に採用されています。

フレックスボトム

真ん中が繋がっていない構造になります。
ソールの捻じれを重視したつくりで、敏感さよりも動かしやすさを考慮した設計になっています。
AIRHORNET(エアーホーネット)に採用されています。

主流な形状は以上になりますが、SHADOW(シャドウ)に関しては、滑りにくく、柔らかいソールを別途取付しています。

パワーベルトについて

2種類のパワーベルトを用意しています。

ローラー付きレーシングパワーベルト

レーシングパワーベルトは緩みがなくなり、しっかり締まるので反応が良いです。
SUPER HORNET(スーパーホーネット)、HORNET WCR/WC(ホーネットワールドカップレーサー/ワールドカップ)に採用されています。

ノーマルパワーベルト

ベルトの増し締めはしやすいですが、少し遊びを作ってあります。
HORNET(ホーネット)、AIR HORNET(エアーホーネット)、SHADOW(シャドウ)に採用されています。


早期受注会中は、パワーベルトを選択するいう事も、料金の差額はありますが可能です。
また、早期受注会中はグレーのバックルと、ブルーのバックルを組み替える事もでき、スキーブーツに貼っているロゴシールもカラー選択可能となっています。

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