BLASTRACK<ブラストラック>2024-2025NEWモデルスキー板の特徴を徹底解析!
BLASTRACK(ブラストラック)は、OGASAKA SKI(オガサカ スキー)を母体に2011年に設立されたFREE SKIブランドです。
日本人の感性に合ったスキーの性能や乗り味を追求し、スキーの開発から製品化まで国内のフィールドを中心に行い、Made in Nagano Japanのクオリティの高い製品を提供しています。
目次
2024-2025シーズンの特徴
2024-2025モデルは、BLASTRACKの14機種のラインナップのうち、「MASSIVE 106」「MASSIVE 116」「BLAZER TOUR」「BLAZER LT」「VERSANT」「BLAZER」の6機種が新しくなっています。
6機種とも共通して、強化剤として使用しているグラスファイバーの素材の変更しています。
雪面は常に平らではなく、凹凸があったり、人が滑った後に激しい波のようになっているため、そういったところでも安定性を高めています。
新しい素材には、従来モデルのグラスファイバーより、全体的にたわみとねじれに少し強い素材を採用。
ただ単純にグラスファイバーだけを変更してしまうと、スキーが強くなって、たわみやねじれを出しにくく乗りづらいスキーになってしまいます。
そのため、安定性を上げるために全体のバランスも変更しています。
全体を強くしつつ、たわみを出しやすくし、より快適にスキーを楽しめるようなバランスの変更をこの6機種で行っています。
また、「FARTHER」「VERSANT」「BLAZER」のグラフィックは「山」と「波」を表現しており、イメージにとらわれずにさまざまなシチュエーションで楽しんでほしいという思いが込められています。
2024-2025シーズンのメーカーイチオシのモデルです。
MASSIVE 106/116
2024-2025モデルチェンジした機種。
このシリーズはノーズから足下まで、特に前半部を強くセッティングしてます。
これによって特にゲレンデの凹凸が出やすい春スキーなどのシチュエーションでも、走破性を高めています。
スキーを強くし、かつ操作性を損なわずにスキーを楽しめるようなバランスに変更しています。
割と太めの板ですが、もう1台のスキーでパウダーも圧雪も楽しめるスキー板で、「106」などはそれに加えてパークや地形を利用したジャンプなども楽しめます。
「116「は少しパウダーよりのモデルになっています。
どちらもアクティブなスキーヤーにおすすめです。
BLAZER TOUR/BLAZER LT
2024-2025モデルチェンジした機種。
「BLAZER TOUR」はその名の通りツアー用のシールを付けて山を長時間登っていく為のスキー。
こちらもグラスファイバーの変更によって若干スキーが強くなっているので、操作性を上げるためにバランスをチューニングしています。
これにより操作性は変わらず、走破性がアップするようモデルチェンジしています。
「BLAZER LT」でも同様にフルモデルチェンジが行われています。
長時間のツアーリングにも疲れにくいよう、軽量に作られています。
BLASTRACKこだわりによって、軽いだけでなくしっかりライディングを楽しめるスキーに仕上がっています。
VERSANT
2024-2025モデルチェンジした機種。
BLASTRACKの中では一番縦型のラインで攻めていく、スピードに乗ってガンガン攻めていくイメージのスキー板です。
2024-2025シーズンは若干中〜低速域においてもターンがしやすいようにバランスのチューニングを行っています。
これにより、これまでより中〜低速でも扱い易いスキー板になっています。
パウダーの中でも、ゲレンデの圧雪の中でもハイスピードで滑ることができます。
ハイスピードを求める方、スピードを出す中でも安定性を求める方におすすめです。
BLAZER
2024-2025モデルチェンジした機種。 「VERSANT」と同様、より快適にスキーを楽しめるようフルモデルチェンジを行っています。
ブラストラックにある14機種の中でちょうど中間にある機種で、ゲレンデ5割、パウダー5割を楽しむ方向けで、何にでも使えるオールラウンドなスキー板となっています。
「パウダーをもっと積極的に楽しんでいきたい」「バックカントリーにも装備を揃えて入っていきたい」という方には一番最適なモデルです。
特に春先は山の雪の状況が分かりづらく、少し氷凍っているような場所に出くわす場合もあります。
そういった読めない環境の中では、太過ぎずに細すぎずパウダーも楽しめ、硬いところでもしっかり足元が氷の状態でもグリップできるようなスキーがおすすめです。
FARTHER
2024-2025シーズンは多くの要望を受け、新しく178cmのものが追加されています。
よりハイスピードで攻めていく方、より安定性を求める方に長めのサイズがおすすめです。
2023-2024シーズンにフルモデルチェンジし、センター幅90mmになって、より圧雪面でカービングが楽しめるようになっています。
ゲレンデやゲレンデ脇のパウダーも一台で楽しめる、オンピステオールラウンドスキー。
実際のユーザーからも「かなり使い勝手が良く、楽しめるスキー」として評価されています。
ROC/SILVA
センター部分の浮き上がりがなく、トップとテールが反り上がった「フルロッカータイプ」のスキー板。
より深いパウダーの中で浮力を最大限に得られるのがこの2機種の特徴です。
圧雪斜面も滑れないことはありませんが、よりパウダーに特化したスキーとなっています。
例えば、太ももまである深い雪に滑ると、より雪面の表層に近い方を滑ってくれ、スピードも出ます。
そういった場所を楽しみたい方にはフルロッカースキーがおすすめです。
パウダー95%で使用するイメージです。
よりワイドなボディーの「SILVA」の方がより浮力やスピードが得られます。
太いスキーやフルロッカースキーに慣れた方で、さらにスピードを求める方におすすめです。
「ROC」は林の中を滑るツリーランがしやすいモデルです。
ELIXIRシリーズ
ゲレンデのメインのモデル。
「ELIXIR/E」と「ELIXIR/L」の2タイプがあります。
どちらも形状は同じですが、「ELIXIR/E」はより高速での安定性を求めています。
2機種を持ち比べてみると重量が異なっており、「ELIXIR/E」のほうが若干重たいですが、かなりの安定性を持っています。
よりハイスピードでゲレンデのカービングやゲレンデ脇のパウダーを楽しむためのスキーです。
「ELIXIR/L」はかなり軽量に作られており、「ELIXIR/E」と比べると、片側だけで400gも軽く、持っていただいただけで軽さが実感できます。
「とにかく軽い板で快適に滑りたい」という方におすすめのスキー板です。
軽いながらも安定性もあるため、、朝から夕方まで長時間滑っても疲れにくいスキーに仕上がっています。
不整地、特にコブ斜面を滑りたい方には「ELIXIR/L」がおすすめです。
STYLUS
主にコブ斜面を楽しむために開発されたスキー。
モーグルモデルではありませんが、コブを楽しみながら、圧雪斜面のクルージングも楽しめます。
コブ専用スキーはあまりクルージングが楽しめないイメージのものが多いですが、「STYLUS」はコブもクルージングも両方楽しめるというコンセプトで作られています。
IMPROVEシリーズ
ツインチップで、パークで跳んだり壁に当て込んだりジャンプをしたりできるフリースタイル型のスキー板です。
例えば「ELIXIR」がエッジを使ってギュンギュン切って滑るイメージだとすると、「IMPROVE」は切ることもできますが、どちらかというと面を使ってスライドしたりずらしたりがメイン滑るイメージになります。
エッジを使って切る滑りと、面を使ってスライドさせたりズラすように滑る切り替えがスムーズにできています。
あまりギュンギュン切って滑るイメージがない方、楽に滑りたい方にもおすすめのスキーです。
センター幅86/93用意されており、93は少しパウダー寄りです。
パウダーも得意で、あまりサイドカーブに頼らず楽に滑りたい方、パークでバンバン飛びたい方にもおすすめです。