フルカスタムで最高級のスキーブーツづくり!【センタリング編】

オーダーメイドのスキーブーツを持ちたいと考えている方も多いのではないでしょうか?

自分に合ったスキーブーツに仕上げていくためには、いくつもの工程が存在します。

今回はスキーブーツのセンタリングについて解説するので、気になる方は一度参考にしてください!

センタリングシートを合わせる

まずはスキーブーツの中が見えやすいように開きます。

次にセンタリングシートをスキーブーツの中に入れたら、定規を真ん中に当ててどのぐらいズレているか確認します。

中心がズレている場合、どこが原因でズレているかを把握する必要があります。

ズレの原因を見つけたら、マーキングを行います。

マーキングをした部分はリューターで削っていきます。

センター位置を合わせるためにシェル出し加工を行っていきます。

シェル出し加工

ブーツ調整&修理

シェル出し加工はシェルポンプを用いて行われます。

熱を加えることにより、スキーブーツのシェルを広げていきます。

シェル出し前に加工する位置にマーキングを行います。

次に、マーキングした部分にシェルポンプをセット。

セットする際は木材を入れてマーキングした部分以外が歪まないようにします。

スキーブーツの型崩れを防止するために靴型の木材も入れます。

遠赤外線で温めることが重要です。

スキーブーツが広くなってからシェルポンプを広げます。

温めた後は、スキーブーツの形を安定させるため、半日冷やします。

冷やしたら、シェルと足形を合わせます。

シェルポンプを外し、スキーブーツを開きます。

その後、足形とスキーブーツのセンターが合っているかをチェック。

ずれている部分が見つかったら、修正を行います。

荒い部分は滑らかになるよう削ります。

履き心地を確認

センター加工を終えたら、履き心地を一度チェックします。

チェックする場所は以下の通り。

  • バックルが届くかどうか
  • ふくらはぎがキツいかどうか
  • スキーブーツの高さ

ふくらはぎがきつい場合は、インナーブーツ内のスポンジを抜く必要があります。

また、スキーブーツが高過ぎないかどうかチェックする必要があります。

場合によってはスキーブーツの足回りをカットし、低くする必要が出てきます。

スキーブーツの履き心地を良くするためにさまざまな加工が施されます。

センターが少しでもズレると、履き心地だけでなく、滑りにも影響が出ます。

これを機に、自分の足に合ったスキーブーツを手にしてはいかがでしょうか?

スキーブーツで分からないことがありましたら、タナベスポーツオンラインに一度問い合わせてください!

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