K2(ケーツー)スキー&ブーツ2023-2024モデルを解説!
K2は1962年に米ワシントン州で創業したオリジナルアメリカンのスキー・スノーボードブランドです。
MINDBENDER(マインドベンダー)やDISRUPTION(ディスラプション)など、ゲレンデに適したスキー板からフリーライド、フリースタイルまで、あらゆる条件下に合わせたスキー板がラインナップされています。
また、2023-2024シーズンから、新たにBOAシステムがを搭載したK2のスキーブーツが登場!
動画も併せてご覧ください!
【23-24NEWモデル(ケーツー・ライン)】K2とLINEが送り出す最新モデル一挙ご紹介!あなたの”より楽しめる”滑走体験にぴったりなのは?(公開中)
目次
DISRUPTIONシリーズ
基礎系〜オンピステに向けた整地用の板です。
仕様は2022-2023モデルから大きく変わっておらず、デザインが一新されています。
自分の好みに合わせたサイドカットでお選びいただけます。
DISRUPTION 82Ti
センター幅がやや太めで、2022-2023に人気のあったモデルです。
DISRUPTION Ti2
レーシングに使えるぐらいの仕上がりで、非常に扱いやすくなっています。
レディースモデル
レディースモデルもメンズと同じようなラインナップになっています。
- DISRUPTION MTi W
- DISRUPTION SC W
- DISRUPTION 81Ti W
- DISRUPTION78C W
MINDBENDERシリーズ
2022-2023モデルから長さのレギュレーションがそれぞれの約1cmずつ長くなっています。
さらに走面の全体面積を増やし、より浮力を増すような設計になっています。
実際滑ってみると、2022-2023モデルより安定性が増した設計になっていることがわかります。
MINDBENDER C
2022-2023モデルまではカーボンモデルで「MINDBENDER 116C」が一番太く、その次が「96C」だったのですが、2023-2024モデルはその間に「106C」が増えます。
「106C」は太過ぎず細すぎず、様々なバーンや状況にこれ1本で対応できるおすすめのモデルです。
カーボンモデルはセンター幅90まであります。
MINDBENDER Ti
チタン入りのラインナップです。
2022-2023モデルまで入っていたセンターのプレートが1枚抜いています。
真ん中のプレートを抜いた分、代わりにチタンの入り方が多くなっています。
全体的に去年のモデルに比べてしなやかに、扱いやすくなっています。
パウダーでもストレートに走っていける、シャープに遊べる板になっています。
メタル好きの方には扱いやすい設計になっているので、おすすめです。
センター幅は99〜89までになっています。
レディースモデル
レディースモデルも「116C」と「96C」の間に「106C」が増えて、より楽しめるラインナップになっています。
MARKER ビンディング
これまで、ビンディングはデュークPT・デューク・キングピン・アルピニストがありました。
2023-2024モデルから、キングピンとアルピニストの間に、ヒール部分の減圧がかかる強いビンディング、「クルーズ」が登場。
少し重量が軽くなるのですが、アルピニストほどは軽量ではなく、テール部分もしっかりして安定感が増した、バックカントリー系のビンディングです。
DISPATCHシリーズ
2022-2023登場したシリーズ。
2023-2024モデルはデザインチェンジを行っています。
バックカントリーで遠くに行っても疲れないような軽量設計がされています。
軽量ではありますが、チタンプレートが前・真ん中・後ろに入っていて、しっかりとしたターンができる補強がされています。
より地形を遊べるような形でロッカーも速くなっていますし、キャンバーは薄くなっているのですがどんな雪質にも対応できるようになっています。
軽いので、人が入っていない地形の面白そうな所へどんどん行って楽しめるスキーになっています。
センター幅が120/110/101の3種類用意されています。
WAYBACKシリーズ
長いツーリングをしながら、山を楽しむのに使える定番で人気が高いモデル。
長く歩いていても疲れず、どんな雪質にも対応できる造りになっているので、普通のゲレンデでも扱いやすいです。
オールラウンドで使えます。
テレマークの方もよく使われていますが、普通の山行きでロングツーリングをする方にはもってこいです。
一番軽量なのが「WAYBACK80」というモデルなのですが、芯材にバルサという柔らかくて軽い芯材を使用しています。
軽さを補うためにカーボン繊維を細かく入れて補強しています。
ロングツーリングを行う際に疲れにくく、どんな斜面にも対応できる板です。
RECKONER
トリックやバーン、パウダーの中で遊びを多く取り入れる方に向けて作られています。
トップとテールが両方ともに反り上がっているツインチップのスキー板です。
トップは早めにロッカーが入っており、テールのロッカーも大きくなっていて、あてこみやトリックり入りやすくなっています。
板は太めですが、ロッカーが早く入っているので、ちょとしたきっかけで素早くターンは早く入れ、あまり太さを感じさせません。
地形を遊び慣れている方や、トリックをする方におすすめです。
センター幅120・112・102・92から選べます。
PARK AND PIPE
定番のパーク用スキー板「POACHER」「SIGHT」「MIDNIGHT」
ツインチップ構造で、トップとテールのほぼ中間の位置にセンターセットできるようになっているのが特徴です。
このため、後ろでも前でも両方でもバランス良く、様々なトリックをしやすい設計になっています。
定番モデルで、非常に扱いやすく、柔らかい板です。
今どきのトップで立ったり、テールで立つようなトリックも簡単にできるようになります。
CRESCENDO
2023-2024シーズンから登場する、ディープパウダー用の板。
2022-2023シーズンはPON2OONなどの太い板がありましたが、「CRESCENDO」は両方のサイドカットが付いた板新しいスキー板とし設計されています。
RECKONERとも違った、ディープパウダーで遊べるようなスキー板になっています。
ロッカーも強く付いており、ディープパウダーだけでなく、悪雪にも強いです。
また、サイドカットがしっかり付いているので、斜面や雪質を選ばず、大きいターンや深い所での雪の遊びをする時にもってこいの板です。
ジュニア
ジュニア用板も基礎系とパウダー系の「MINDBENDER」と「DISRUPTIONJr」があります。
他にも入門から少しスキーが上手くなって、これからもっとスキーがしたい方が使っても楽しめるような板も幅広く用意されています。
ただ滑るだけでなくトリックもできるような板になっています。
デザインも可愛いく、子どもたちがスキーが楽しめるよう開発されています。
2023-2024ブーツの特徴
BOAシステム搭載ブーツ
2023-2024シーズンから、BOAシステムを採用したブーツが登場しました。
今まではバックルで上から押さえこむような締め方しかできなかったのですが、BOAになったことで両側から包み込むような締め方ができるようになりました。
力のない方でもしっかり締められるようなシステムになっています。
BOAブーツの特徴で、締めすぎてしまった際に少し逆回しにすることで、かなり細かい単位での微調整が可能になります。
自分の滑りや疲れ方に合わせてこまめに簡単に調整が可能です。
また、BOAシステム部分を手前に引けば全解放できます。
今後はこのようなブーツが主流になって行くと考えられます。
BOAシステムを搭載したモデルは「RECON」「MINDBENDER」シリーズ。
レディースも同様に「ANTHEM」「MINDBENDER」シリーズに搭載されています。
ウォーク機能
また、「MINDBENDER」の背面のウォークモードに切り替えるロック構造にはストッパーが追加されました。
これまで、「MINDBENDER」の踵部分のロックはただ押さえ込むだけのシステムだったのですが、滑走途中に外れるようなことが無いように、安全を考慮して改良されています。
「DISPATCH」シリーズには以前からこのロックシステムが搭載されていましたが、2023-2024シーズンから「MINDBENDER」全機種にも搭載されます。
その他、2022-2023シーズンのブーツのラインナップも引き継いでいますが、2023-2024シーズンはカラーリングが変更になっています。