松岡手袋 (まつおかてぶくろ)2022-2023最新スキーグローブのご紹介!
松岡手袋 (まつおかてぶくろ)は、日本の香川県にあるスポーツグローブの製造会社です。
「ErgoGrip(エルゴグリップ)」手袋という特許技術で、人の手の自然なカタチを得るために、ミリ単位の曲線と動きを研究し独自の技術力でフィット感を実現しました。
わずか1ミリの誤差も許されない縫製と、商品としての完成度を最大限にチェックする品質管理で、スポーツに携わるすべての人たちのパフォーマンスが向上できるように、こだわりのクラフトマン・シップで成長を目指しています。
今回は松岡手袋 (まつおかてぶくろ)の2022-2023最新スキーグローブと、「ErgoGrip(エルゴグリップ)」について紹介します。
目次
Mountain Ride / ESK-2230
裾がすごく長いのが特徴的なスキーグローブです。
ウェアの袖をグローブの中に入れることを想定して作られました。
裏地の取り外しが出来るので、簡単に洗濯・乾燥ができます。
2021-2022モデルには防水フィルムが入っていなかったのですが、2022-2023モデルより防水フィルムが使われています。
その為、2022-2023モデルでは防寒性、防水性が上がっています。
手の甲側には牛革を使い、手のひらはヤギ革を使っています。
中綿は、新しくをインナーグローブと本体のシェルに「プリマロフト」入れているので、これまでのものに比べて保温性も上がっています。
ハンドストラップと保管用メッシュ袋が付いてきます。
カラーは3色展開で、グレーが新色になります。
Extream Ride / ESK-2150
5本指タイプのグローブ。
「Extream Ride」シリーズの5本指タイプのグローブは、松岡手袋の中でも売れ筋の商品になっています。
2021-2022モデルとの違いは、中綿に「プリマロフト」を使用しているところです。
ハンドストラップが標準装備になっていて、保管用のメッシュの巾着袋が付いてきます。
Extream Ride / ESK-2130
「ESK-2150」の3本指タイプのグローブになります。
「Extream Ride」の3本指タイプのグローブは、松岡手袋では一番人気の商品で、牛革とヤギ革が使われています。
「ESK-2130」も2022-2023シーズンから、「プリマロフト」を使用した中綿に変更されています。
こちらも「ESK-2150」と同様に、ハンドストラップが標準装備になっていて、保管用のメッシュの巾着袋が付いてきます。
「ESK-2130」は、「ESK-2230」とよく似た形になっていて、入っている綿やフィルム関係は大体同等レベルの物が入っています。
「ESK-2130」はウェアの袖をグローブの外に出す仕様になっていて、「ESK-2230」はウェアの袖をグローブの中に入れる仕様になっています。
パウダー状の所などで使ったり、寒い所や長時間滑る場合は、保温性の高い「ESK-2230」の方がおすすめです。
Sports Ride / ESK-2131
3本指タイプのグローブ。
手の甲も手のひらも素材はヤギ革を使用しています。
耐久性と柔らかさもあるのですが、牛革と比べると若干硬いので、握りにくくならないように手の甲に蛇腹を使って曲げやすくしています。
補強パーツが少なくなっていますが、使い勝手が良く、手に取りやすいグローブになっています。
カラーは3色展開で、2022-2023シーズンより新色にコルクカラーが登場します。
OVERMITTEN / OMT-2201
100%ポリエステルのオーバーミトンです。
スキーグローブの外側に装着する仕様になっていて、荒れた天候での雨や雪がグローブの中に侵入しないように、シャットアウトしてくれます。
素材は中に防水の「サイトスフィルム」が入ったスリーレイヤーの生地になっていて、防水フィルムをサンドイッチした生地を使っているので、防水性や防風性を確保しています。
手首の部分と裾の部分を締めれば、水の侵入を防いでくれる仕様になっています。
ロゴには松岡手袋の松のマークを使用していて、こちらにもメッシュの小さい巾着袋を付けています。
サイズはXS、S、M、L、XLの5サイズ展開になっていて、 軽く畳んで頂いた後、メッシュの巾着袋に入れることができます。
ErgoGrip
松岡手袋の特許技術「ErgoGrip(エルゴグリップ)」について解説します。
世界でもヨーロッパ・アメリカ・アジアで国際特許も取得している技術になります。
「ErgoGrip」の特徴は、指の関節で縫製している点です。
普通の手袋だと横マチと言って、側面のパーツで曲げます。
曲げれば曲げる程、指は曲がるのですが、その分、指を曲げたところに曲げジワが出てきます。
つまり、曲げる部分に余計なしわが出来たまま握り込んでしまうことになり、力がかかってしまう事になります。
ですが、「ErgoGrip」では指の関節に沿って縫い合わせることにより、縫い合わせを湾曲同士にしています。
親指・人差し指・中指・薬指・小指・手のひらのパーツ全てを湾曲にして縫い合わせると、曲げた時に出る曲げジワを無くすことができます。
こういったパーツで縫い合わせているのが「ErgoGrip」の特徴です。
余計な物を握り込まずに、すこし丸まった自然な脱力したときの形を取れます。
曲げた時にジグザグステッチの所は指の関節の部分で埋没するので、糸が切れたり破れたりすることはありません。
両手を合わせて110〜120ほどのパーツを縫い合わせ、素手に近い状態のグローブを作り出しています。
手のひらも曲がる部分に合わせて、細かくパーツ分けして繋いでいます。
作業工程が普通の手袋の3割程多い上に、ミシンを力いっぱい踏んで縫うことができず、手間がかかっているのですが、その分、自然に曲がった立体の手袋に仕上がっています。
3本指タイプももちろん同じ手法を使っていて、3本でまとまっているところも手相に合うように、パーツ分けして繋ぎ合わせ、自然な立体構造になっています。
松岡手袋の全てのグローブに「ErgoGrip」が備わっています。
グローブを作るとき、指の側面の縦の縫い目はどうしても出来てしまい、それが指が捻じれる原因にもなります。
綺麗に縫わないと縦の縫い目は真っ直ぐにならないので、少し曲がったりすると、指の正面に縫い目が来て煩わしかったり、握った時に間接部が硬かったりするデメリットがあります。
「ErgoGrip」のグローブについては、指の側面に縦の縫い目がないので、握った時の違和感がなく綺麗に握ることが出来ます。
松岡手袋のグローブでは、手の自然な曲がりを再現しているので、合わせる時はピッタリなサイズの物を選んで頂きたいです。
たくさんの人の手を見て平均的な作りにはなっていますが、ある程度、自分の手に合ったサイズの物を選べば、その日から手に馴染む使い心地になります。
最後に
松岡手袋では、メインの5本指と3本指に対しては、「Extream Ride」というシリーズで展開しています。
一番バランスの良い感じに仕上がっています。
「Sports Ride」は、より一般的なモデルになっていますので、幅広いスキーヤーに使って頂いています。
「Mountain Ride」は特殊な気候の時に使って頂きたいモデルになっています。