NORDICA(ノルディカ)2022-2023最新スキー板をご紹介!
NORDICA(ノルディカ)はTECNICAグループを本社に持つスキーブランドです。
オーストリア西部のキッズビューエルから、約30分の場所にあるミッタージルでスキー板を製造しています。
一部、機械も使っているのですが、基本的にハンドメイドで製造しています。
ジュニアのスキーや一部のスキーに関しては、ウクライナのチョップで製造しています。
同じTECNICAグループであるBLIZZARDはNORDICAの板と比べると、ビンディング周辺のメタルが長く、センターがしっかり硬めの作りになっています。
NORDICAのスキー板はコブでも使えるように短い長さのメタルが入っています。
今回はNORDICA(ノルディカ)の2022-2023最新スキー板をご紹介します。
レーシング
DOBERMAN
レース、オンピステタイプで人気のあるスキー板が「DOBERMAN」シリーズです。
その中でも一番人気のある「DOBERMAN SLR」は、スラロームシェイプの汎用性のある板です。
部分的にチタンを入れたり、ビンディング周辺のトップシート側にもメタルを入れています。
「DOBERMAN」はモデルによってメタルの入っているものと入っていないものがあります。
「DOBERMAN GSR」のメタルを抜いたものが「DOBERMAN GSC」。
「DOBERMAN SLR」のメタルを抜いたのが「DOBERMAN SLC」になっています。
シェイプは一緒ですが、メタルを抜いている分しなやかに仕上がっています。
DOBERMAN SPITFIRE
「DOBERMAN SPITFIRE」というシリーズは、マルチラディウスで、「DOBERMAN SLR」の上と「DOBERMAN GSR」の下を合わせたスキーです。
トップ部分がSLスキーの形状、そこから下がGSの形状になっています。
トップが広いSLタイプなので、捉えが良く、ターンの後半は大回りスキー板らしく非常に抜けが良くなっています。
ウエストが80mmのタイプ、76mmのタイプ、72mmのタイプと計3種類用意されています。
名称に「RB」が入っているものはトップとテールにカーボンが入っています。
DOBERMAN GS RACE PLATE
技術選の大回りの選手はみんなこのモデルを使用しています。
DOBERMAN SL RACE PLATE
149cmで、女子用の中学生の子たちが使うタイプになります。
ジュニアレーシング
GSモデルの「DOBERMANN GSJ PLATE」171cm
SLモデルの「DOBERMANN SLJ PLATE」は121~148cmのものが用意されています。
レーシング:WORLD CUP
DOBERMAN GS WC
FIS対応、レーシングのみで使用されるような板で、デモなどでは使われないモデルです。
DOBERMAN SL WC
SLモデルは「SL WC DEPT PLATE」「SL WC DEPT M PLATE」「SL WC PLATE」の3種類あります。
「SL WC DEPT PLATE」と「SL WC DEPT M PLATE」は、トップとテールが広くなっていて、「SL WC PLATE」は、トップとテールが狭いです。
- SL WC DEPT PLATE
- 「SL WC DEPT PLATE」はシェイプがキツイ分、サイドカーブで滑って行けますので、あまり踏み込めない方でも滑れます。
「SL WC PLATE」と比べると楽に滑れます。
「SL WC DEPT PLATE」はプレートの高さが14mm - SL WC DEPT M PLATE
- 「SL WC DEPT M PLATE」は日本仕様に作られたプレートで、板の硬さを10%くらい柔らかくして、プレートの高さを10mmに変えています。
技術戦や、競技でも基礎でも使えます。 - SL WC PLATE
- 「SL WC DEPT PLATE」と硬さは同じぐらいですが、自分から板を動かして滑れる方は「SL WC PLATE」の方が使いやすいと感じる方が多いです。
テールの抜けが良く、より真っ直ぐ滑れますが、体が遅れたりすると、失敗する可能性があります。
プレートの高さは10mmになっています。
山野井全選手は高さが欲しいということで10%柔らかい板に14mmのプレートを載せています。
BELLE
「BELLE」は、ダブルコアテクノロジーのスキー板です。
上下2種類のウッドコアで、真ん中の振動吸収ラバーをサンドイッチするような構造になっています。
レディース用はプレートを短くし、たわむところを広くしています。
また、つま先と踵部分水平ではなく、踵部分がやや窪んだような形状にセッティングを変えています。
これによってバランスを整え、スキーの上達を促します。
「BELLE78」と「BELLE72」はオンピステタイプになっていて、「BELLE84」はオフピステも行けるタイプのスキー板になっています。
「DOBERMAN SLR」と同じシェイプのレディースSLタイプの「BELLE SL FDT」というモデルもあります。
ENFORCER
オールマウンテン フリータイプのスキー板です。
1つの構造のまま拡大縮小するのではなく、板の各サイズごとに接雪の位置を微妙に変えて、それぞれにサイズでセッティングしています。
モデル名に「FREE」と付いているものはテールが上がっているタイプで、付いていない方はテールがほぼ真っ直ぐになっています。
アメリカでは指名買いもあるほどメジャーなスキー板です。
海外の方に人気のあるスキー板で、パワーのある方が乗る板なので、少し硬く感じる方もいるかもしれません。
海外では「ENFORCER FREE 104」辺りが一番人気のあるモデルになっています。
SANTA ANA
「ENFORCER」のレディースモデルのスキー板です。
UNLEASHED
2022-2023の新しく登場したスキー板。
ターゲットは若者になっていて、普通のビンディングを付ける方もいれば、テレマークビンディングを付ける方もいます。
幅広い用途に対応したスキー板で、一番太いモデルがウエスト幅108mmになっています。
98mmのモデルは女性用、男性用モデルがそれぞれ用意されています。
90mmはティーン向けなので、高校生など若い方向けのスキー板です。
ジュニアライン
「ENFORCER」「SANTA ANA」「UNLEASHED」のジュニアタイプも用意されています。
また、ジュニア用入門タイプとして「TEAM AMFDT」「TEAM GFDT」「TEAM JRFDT」の3つのモデルも用意されています。