2021-2022 NEWモデル REXXAM(レクザム)のスキーブーツを徹底解説!
企画・設計・開発から製造・販売までをメーカーが自社で行う高品質・高性能を誇る純日本製スキーブーツ。
レクザムのスキーブーツは、スキー技術の進歩に合わせた最新性能の追求で、より速く・より正確に・より美しく滑ることができるだけでなく、身体への負担を低減するスキーブーツの開発を目指しており、さらなる進化を続けています。
REVOシリーズ 3つの特徴
REVOシリーズに関しては、大きく分けて3つのコンセプトがあります。
①REVO POSITION(レヴォ ポジション)
②LINK FRAME(リンクフレーム)
③AUTO FIT(オートフィット)
①REVO POSITION(レヴォポジション)
①REVO POSITION(レヴォ ポジション)
理想的な足のポジションを自然に再現。
骨格が整うように、かかとの外側を少しタイトにし踵が崩れない様にサポートし、母趾(親指)が真っ直ぐ伸びるように、母趾(親指)側面をワイドに設計されています。
小指側の側面にある第5中足骨(骨粗面)を広げて、より足が靴の中で自然に入るようになっています。
足の甲部を圧迫すると、足首の動きを妨げてしまうため、甲部は潰さないようラッピングされています。
②LINK FRAME(リンクフレーム)
リンクフレームはソールに特徴があります。
以前のレクザムのブーツは、ソール自体を非常に硬めにセッティングして足裏全体で面で立てる感覚があり、そのまま捉える、インで捉える、アウトで捉えるというのが、非常に分かりやすいブーツでした。
リンクフレームは、今までのブーツを更に進化させた革新的技術です。
リンクフレームはソールが3つの硬さをあわせ持っています。
・トゥ部分(つま先部分)・・・ミディアム
・センター部分・・・ソフト
・ヒール部分(踵部分)・・・ハード
このように3段階に硬さを分けてあげることによって、ターンの前半でトップをしなやかに捉えながら、センターをでたわませて、ヒールでスキーを走らせるという一連のターン操作を、このブーツ自体も同調して行ってくれます。
そのため、エッジの捉える感覚がスムーズになり、以前のモデルと比較してターン操作が非常に楽に出来るようになったといえます。
またブーツの側面にラインを入れ、トゥとヒール部分に穴を開ける事で、有害な振動を吸収。非常にまったりとした乗り味をリンクフレームで表現しています。
③AUTO FIT(オートフィット)
オートフィットは、ブーツの部分部分に折り曲がりやすいポイントを作っています。
このポイントがあることによって、ブーツのバックルを締めたときに、そこを基点に、幅が狭い場合は包み込み、幅が広い場合は、そこを基点に広がります。
スリムラストだと、95mmがベースですが93~97mmまで対応します。
ミディアムラストだと、98mmがベースが、96mm~102mmまで対応です。
足の幅に合わせて自動的に広がったり包み込んだりしてくれる機能です。
更にブーツの軽量化も行っていますので、履いてもらうと分かりますが、以前のレクザムブーツと比較して非常に軽くなっています。
21/22モデルは、限定商品としてNEWカラーであるパッションオレンジが新登場。
そして、スリム・ミディアムの130、120、110、この6品番にパッションオレンジを採用しています。
※以前のレクザムブーツは他メーカーより硬く設計されていましたが、REVOシリーズで一新しました。
例えば以前のレクザムの110を履いてたという方は、REVOなら120を推奨します。
レクザムを使用されていた方だと、以前の数字より1ランクアップされたぐらいが、同等のフレックスの商品となります。
REVO Plus(レヴォ プラス)
REVO Plus(レヴォ プラス)の基本設計は、REVO(レヴォ)シリーズと同じです。
REVO(レヴォ)シリーズとの相違点は、シェルが、ソールの合成をREVO(レヴォ)よりも落とすため、中をくり抜き交換式にすることでブーツの、ねじれ剛性を下げている点です。
REVO(レヴォ)は、ターンのキレを重視するので、トーションは強めに設定。
一方のREVO Plus(レヴォ プラス)に関しましては、ブーツが多少ねじれる事でよりスムーズターンを実現しています。
実際に滑走している時に、ソールのねじれ剛性が強すぎると、非常にスキーが、かみやすくなってしまいます。
かむことでキレのあるシャープなターンは可能ですが、かみすぎてしまうと、スキーがずれにくくなり、動かしづらくなります。
REVO Plusに関しては、ソールをしなやかにすることで、非常にスキーが回しやすく、動かしやすい、トップもずらしやすいし、テールも動かしやすい。
つまり、スキーをずらす、回転させるという操作が非常にスムーズに行えます。
基本的にREVO(レヴォ)シリーズに関しては、さらに上手になりたい、速く滑りたい、上手く滑りたい等、滑りを追求したい方にお薦めです。
REVO Plus(レヴォ プラス)に関しましては、そこまで負荷をかけずに、ロングクルーズだったり、ゲレンデスキーを楽しみたい方にお薦めです。
REVO Plusシリーズに関しましては、120、110、100までは、BX-Sインナー採用。
BX-Sインナーは、ミディアムの硬さで軽く非常に扱い易いインナーです。
熱成型も可能なインナーで、1日快適にスポーティーにスキーをしたいスキーヤーに最適。
90と80に関しては、BX-SSインナーを採用、熱成型できSインナーよりも、さらにソフトで、足当たりのいいインナーになってます。
REVOシリーズインナー
BX-Hインナー
REVOシリーズには、滑りを追求する為、BX-Hインナーを採用(90のみBX-Sインナーを採用)。
BX-Hインナーは硬めに設定してあり、よりダイレクトなスキー操作を実現します。
ハードなフィッティングで、レーサーから基礎のトップスキーヤーまで、足全体を固定する外皮も硬めで、中のパッドも非常に硬い作りとなっています。
タング自身も、硬く設定してあり、より隙間を無くし密着するように設計し、靴とシェルを一体化させてパワーロスを最小限に抑え、非常にダイレクトな操作感を実現しています。
BX-Sインナー
Sインナーは、使っている表面の生地も、柔らかく設定、この外皮関しても、軽くてソフトな素材を使用する事で、非常に足当たり良く、軽量化の実現しています。
インナーだけでも、ブーツの履き心地は、非常に変わります。
REVO Plus(レヴォ プラス)は快適性に優れ、少しでも暖かく快適に、スキーは上手でもハイスピードでのパフォーマンスを求めないスキーヤーにおすすめです。
また、シニア層やレディースで、筋力に自信の無い方でも、非常に扱いやすいブーツです。
REVO Plus(レヴォ プラス)90・80であれば、初級者からでも、スポーティーに、身体が動かせるので、これから上達していきたい方にもおすすめす。
21/22シーズンはNEWカラーとしてブラックが発売となります。
POWER MAX WIDE
フレックスは110、100、90の3品番で展開しています。
BX-Sインナーが標準装備で、以前展開していた、Power MAXをベースにし、102mmとラスト幅をワイドに設計。
レクザムのブーツの中で一番幅が広く、更に快適装備としてセミオートフィット機能を搭載。
オートフィットがシェルの内側・外側両方曲がるのに対して、シェルの内側のみ曲げやすく設計してあるので、オートフィットに近い履き心地を実現しています。
XX(クロス)シリーズ
クロスシリーズは、モーグルやパーク系を主体としたフリースタイルモデル。
XX LIMITED(クロスリミテッド)は、REVO(レヴォ)90Sがベースになっています。
フレックスも非常に軟らかくコブやパークでの足首の柔軟性を重視しています。
XX(クロス) 8.0はREVO M(ミディアム)をベースとしています。
コブの中でもシャープなターンをしっかり見せるという観点から、REVO(レヴォ)同様に一体化したソールを採用。
フレックスは、どちらも90を採用しています。足型に応じて選ぶか、よりタイトに敏感にコブの中で操作したい方は、スリムラストを採用したLIMITED(リミテッド)を使うのがおすすめです。
少しルーズに使いたい方は、ミディアムラストを採用した8.0を選ぶと良いと思います。
XX LIMITEDと8.0には衝撃吸収剤として、EVA(エバ)のヒールアップ・ショックアブソールを採用。コブやパークでの衝撃を和らげます。
コブでの積極的な滑りをアシストする為に、XXシリーズはリアプレートも標準装備されています。