スキービンディングの調整はどうしたらいいの?解放値とは?調整に必要な料金なども紹介!
このページではスキーのビンディング(金具)の調整って何?解放値って何?
などスキーを楽しむために実は大切なことについてご説明いたします。
※スキーとビンディングの「取付け」「調整」「解放値の設定」は専門知識を持った専門店、技術者にご相談、ご依頼ください。
スキービンディングの調整について
スキービンディング(金具)の調整に関しては専門の講習を受けた専門店、技術者にお任せください。
スキー板にはスキーブーツに合った「取付」「設定」「前圧」「解放値の設定」が必要です。
ビンディングの調整方法は多種多様で専門知識が必要な部分です。各メーカーごとに毎年講習会を開催しており、マニュアルも各メーカーごとにございます。
ビンディングの誤開放、それに伴う事故やケガにつながる場合もある為、ご自身で調整をするのはおやめください。
スキービンディングの解放値ってなに?
ビンディングの「解放値」とはスキーブーツをビンディングに押さえつける強度、または外れる時の強度の数値の事です。
数値が低いほど押さえつける力が弱く外れやすくなり、数値が高いほど抑える力が強く外れにくくなります。
レースや競技など特殊な状態を除き、ご自身の「身長」「体重」「年齢」「ブーツのソールサイズ」そして「スキーレベル」により基本的は数値を算出することができます。
タナベスポーツではお客様の数値のご指定がない限り「基本値」に設定したものをお渡ししております。
ビンディングによって違う解放値!?
ビンディングによって「解放値」の最小値、最大値に違いがあります。
例えば・・・
お子様のスキーに付いているビンディングは最小値が「0.75」最大値が「4.5」
タナベスポーツの取り扱いで、最も解放値が大きいビンディングになると、最小値「12」、最大値「24」の幅で調整出来るようなものまであります!
また、ワールドカップの選手が使用するモデルとなると解放値はなんと最大値「30.0」と驚きです!!!
解放値が「0.75」程度であれば、大人なら手で外せます!逆に「24.0」や「30.0」となるともはや人の力を借りないと履くことも脱ぐこともできない数値となります。
スキーショップで販売されているほとんどのスキーはスキーのレベルに合った解放値範囲のビンディングがセットになっております。
フリースタイルのスキーなどビンディングが別売のものを購入される際は「カッコいいから」とか「値段がお安い」ではなくご自身の「基本値」をもとにお選びください。
解放値の変更は必要?
解放値変更が必要な場合とは?
- ■身長、体重など身体の変化
- 大人の場合は体重の変化に伴い「基本値」が変わり、お子様の場合は身体の成長により変更が必要となります。
- ■スキーレベルの上達
- 大きく言うと「初級」「中級」「上級」の三段階で「基本値」が上下します。
- ■スキーブーツの変更
- ブーツのソールサイズはサイズの大小はもちろんの事、メーカーごと、モデルごとに違いがあり、同じ「26.5㎝」のブーツでも「301㎜」「310㎜」など様々ございます。
- ■モーグルやスキーレース、バックカントリーなど特殊な状態でのスキー
- 「基本値」とは圧雪されたゲレンデで適切なスピードで滑ることを基準にしており、それ以外は設定外となり変更が必要な場合がございます。
以上のような場合は解放値の変更が必要な場合があり、ビンディングの調整と同じく専門店にご相談、お持ち込みください。
ビンディングの取付け、調整のご依頼、料金について
タナベスポーツではお買い上げ頂いたスキーはもちろん、他店購入のスキーの取付け、調整もお受けしております。 「ご友人からスキーをいただいた」「ブーツを買い換えた」「お兄ちゃんのスキーを弟くんへお下がり」などお気軽にお問い合わせください。
※一部当店で取り扱いの無い物、製造年式が古いものについてはお断りする場合がございます。
定期的な点検、チェックをお忘れなく!
いろいろご説明しましたがビンディングのセッティング、解放値はスキーを楽しむため大切な部分です。
ブーツを買い換えた時はもちろん、検定に挑戦する時なども専門店にビンディングのチェック、解放値の確認点検ご相談ください。
シーズン前やシーズン後のチューンナップを出される際の定期的な点検もおすすめします。