スキー板の「中級モデル」と「上級モデル」って何が違うの?デモモデルスキー、オールラウンドモデルスキーって何?違いが判る!
スキー板の「中級モデル」と「上級モデル」って何が違うの?
デモモデルスキー、オールラウンドモデルスキーって何?
スキー板の疑問にお答えします!
目次
スキーの上達に重要なのは板選び!
自分に合ったスキー板でないとどれだけトレーニングしてもなかなか上達しません!
初心者のうちはレンタルスキーや初級モデルでも楽しく滑れたけど、今まで以上にスピードを出したり、急斜面を攻めたい方には それなりのスペックのモデルじゃないと頼りになりません。
そこで今回は、「脱!初心者!」中級モデル、上級モデルスキーの違いや選び方、よく聞くデモモデルスキーとオールラウンドモデルスキーの違いを徹底解説したいと思います!
デモモデル?オールラウンドモデル?スキー板のタイプ別紹介!
まずはレベルや用途に合わせたスキー板のタイプをご紹介します。
これを理解せずに選んでしまうと、見当違いなスキー板を買ってしまうことになるかもしれません。しっかりとチェックしましょう!
大まかなタイプ別に紹介していきます。
レーシングモデル
競技の大会などでいかに早く滑り降りられるかを追求したスキー。種目によって長さなどの規定があり、張りが強く重たいモデルがほとんど。技術と筋力が必要となる。
デモモデル
技術選や検定合格を目指す技術志向の方に向けたスキー。基礎系トップモデルを称して呼ばれることもあり、上級、エキスパートモデルがほとんど。
スキーメーカーのテクノロジーが結集されたモデル。
オールラウンドモデル
一般的にゲレンデでよく見かけるタイプ。
初級モデルから上級モデルまで幅広いラインナップがあり、圧雪バーンから非圧雪バーンに至るまで、あらゆるシチュエーションを1台で滑ることができるモデル。
フリースタイルモデル
ハーフパイプやパークで遊ぶために特化して作られたスキー。
跳んだり回ったり、後ろ向きで滑ったり、まさにフリースタイルでスキーを楽しめる。
トップとテールが両方ともに反り上がっている (ツインチップ)が特徴。
まだまだスキー板のタイプはありますが、主に以上の4つのタイプがよく見かけるスキー板だと思います。
この中でもデモモデルとオールラウンドモデルの2種類がゲレンデでのスキーに適したモデルになっています。
ゲレンデに最適!オールラウンドモデル・デモモデルの比較
楽しくゲレンデを滑り、なおかつ技術の向上を目指しスキー板の購入を考えるのであれば、
オールラウンドモデルからおらばれることをオススメします!
オールラウンドモデルの中級モデルと上級モデル、何が違うの?どうやって選べばいいの?
さて、ここからがいよいよ「脱!初心者」の板選びです。
特に競技スキーをされない方がゲレンデでの上達を目指すのであればオールラウンドモデルから選べばいいことは分かりました。
しかしオールラウンドモデルの中でもレベルが分かれています。
オールラウンドモデルの中級モデルと上級モデルでは何が変わるのでしょうか?
中級モデルスキーの特徴
誰が乗っても扱いやすいように、軽量で操作性に優れ、上達のきっかけを掴みやすいようにクセのない乗り味のモデルが多いです。
スキーのテールをズラし易く設計されているモデルもあり、スピードコントロールも容易です。
重心移動をマスターし、どんな斜面でもパラレルターンが出来るようになりたい方にはピッタリと言えるでしょう。
上級モデルスキーの特徴
上級者はスピードの次元が上がるために、スキー板全体の剛性が強くなります。
さらに、雪面から受ける抵抗も大きくなるので、余計なバイブレーションを抑える振動吸収構造や、ターン時のエッジグリップ感を強めるシステムなど、メーカー独自のテクノロジーを搭載したモデルが多いです。
高速域での安定性を求める方や、乗り手のスキー板への働きかけに対するシビアなレスポンスを求める方、メーカーの技術の粋を体感したい方は上級モデルを選びましょう。
初級者用スキーと上級者用スキーの違いは板の素材や強度!
同じメーカーのスキーの中にも、初級者用モデルと上級者用モデルがあります。これらの大きな違いは、スキー板に使用されている素材です。
初級者用スキーには一般的に柔らかくて軽い素材、上級者用スキーには硬い素材が使われており、比較的重たくなります。
これはそれぞれの滑りの特性によって素材を変えられており、まだスピードを出せない初級者用には、低速でもスキーが曲がりやすい素材が使用されております。
それに対して上級者用は、高速域のスピードに耐えうることができるように剛性の強い素材が使用されています。
使用者のレベルにスキー板のレベルを合わせることは非常に重要で、例えば、スキーを始めて間もない方が上級者用スキーに乗ると、スキー板の張りが強すぎて上手くたわませることが出来ず、結果自分の思い描くようなターンが出来ずに上達を妨げることに繋がります。
反対に、急斜面も滑れるくらい上達した方が初級者用スキーに乗ると、スキー板が柔らかすぎて、加速したときにスキー板のトップがバタつき安定性を失い、結果上達に不可欠な攻めた滑りが出来なくなってしまいます。
スキー板を購入するときは、今の自分の実力を把握しておくことも重要なのです。
上級モデルでも重たくない!?最新軽量スキー!
上級モデルを選びたいけど、ネックなのは重量!
上級モデルのスキーには、板の剛性を上げるために硬くて重たい素材が使われているため、安定感は得られるけど取り回しがしにくくなります。
そのため、レーシングモデルやデモモデルは技術だけでなく脚力も必要となります。
しかし最近のオールラウンドモデルには、軽量芯材を使用することで上級モデルでありながら軽量のスキー板も登場しています。
剛性は強く軽い素材を各メーカーが次々開発しており、技術は上級だが体力が落ちてきた年配の方を中心に人気が高まっています。
上級モデルを買いたいけど重量が気になる方は、軽量スキーを検討してみてはいかがでしょうか?
VOLKL 2020 RACETIGER SRC DEMO
切れすぎずズレすぎずのフィーリングはレベルアップ志向のスキーヤーにおすすめです。
トップから素直にターンに入れる反応の良さは最新テクニック習得の心強い味方です。
HEAD SUPERSHAPE E-MAGNUM
オンピステでもオフピステでも警戒に楽しむならこのモデル。
EMC効果でスキーの走りにさらに安定性が増した大人気モデルの最新版
いかがでしょうか。
脱!初心者!を目指す方向けにスキー板の選び方を解説いたしました。
オールラウンドモデルを中心にご紹介しましたが、さらに技術が向上し、スキー技術検定を受けたり技術選に挑戦したい方は、デモモデルから選ぶようにしましょう。
スキーというスポーツは道具を使うスポーツです。
道具選びはトレーニングより重要かもしれません。あなたの選んだスキーがあなたの上達を左右するのです。
まずはお店へ行って、専門スタッフに相談して慎重に選びましょう。
きっとあなたの技術をサポートしてくれるスキーに出会えるでしょう。