スキー板の断面ってどうなってるの?カットして見てみよう!
普段使っているスキー板。
皆さんは一体どのような構造になっているかご存知でしょうか?
スキー板を選ぶ上で構造について最低限関心を持っておくことが大事です。
これからスキー板を購入しようと考えている方のためにスキー板の断面図について話します!
目次(該当のシーンへ遷移します!)
セミキャップ構造のスキー板には2種類のウッドが使われている
セミキャップ構造のスキー板には2種類のウッドが使われています。
その他にもバキュームレーター・グラスファイバーシートがスキー板に用いられます。
スキー板の断面図を見ると、いくつもの層になっているのが特徴的。
エッジの面積は皆さんが思っている以上に小さいです。
セミキャップ構造のスキー板の特徴について
セミキャップ構造のスキー板はサンドイッチとキャップ構造の良いところを併せ持った構造です。
オガサカスキーでは、ツインキール構造と呼んでいます。
どちらの名で呼ぶかは皆さん次第。
サンドイッチ構造はラミネート素材を構成材とし、スキーのたわみに対して最も内部の歪みが発生しにくい構造です。
スキーの上面に加わる力をそのままダイレクトに雪面に伝えることができます。
ターン中、力を保てるのがメリットです。
それに対して、セミキャップ構造はセンター部分がキャップ構造になっており、高トーション性があります。
トップとテールはサンドイッチ構造で高いねじれ剛性を持ち合わせています。
つまり、キャップ構造とサンドイッチ構造の両方のメリットを兼ね備えたスキー板という訳です。
セミキャップ構造のスキー板は中級者・上級者向けのスキー板に用いられています。
ある程度技術が上がったと感じた方はぜひご購入をご検討ください!
キャップ構造のスキー板
キャップ構造のスキー板はウッドは使われておらず、フォーム材とグラスファイバーシートが使われています。
動画を視聴してセミキャップ構造と全然違うと驚いた方も多いかもしれません。
初心者用のスキー板に多く用いられており、力の伝達を行いやすい構造になっているのが特徴です。
値段も安価なので、これからスキーを始めようと考えている方は、キャップ構造のスキー板をチェックして見て下さい!
2種類のスキー板の比較
セミキャップ構造のスキー板はしなやかさと強さを持ち合わせているため、よくしなるのが特徴です。
対してキャップ構造のスキー板は硬くてしなりにくいです。
その分、スキー板に力を伝えやすくなっているのを頭に入れておく必要があります。
自分に合ったスキー板を購入するためには、スキー板の構造を頭に入れておく必要があります。
しなりやすさ・力の伝えやすさ・丈夫さと見るところは多いです。
スキーを始めたばかりならキャップ構造、ある程度スキーに慣れた方ならセミキャップ構造をおすすめします。
もちろん、予算も意識することも重要です。
お気に入りのスキー板を見つけ、これからのスキーライフを満喫しましょう!