スキー板のお手入れ方法!滑走後のメンテナンスでサビ防止!使用後はワックスを塗って保管しましょう!

ご自身の大切なスキー板、皆さんはちゃんとお手入れしていますか?
お手入れが行き届いていないと、簡単にエッジがサビてしまったり、滑走性が悪くなってしまってせっかくのスキーが楽しめません。
メンテナンスの道具を持っている方も、正しく使わないと効果が半減してしまいます。
そこで今回は、自分でできるスキー板のメンテナンス方法をご紹介したいと思います!

水気を拭き取る

水気を拭き取る

スキー後に忘れないで欲しいことは、スキー板についた水気を拭き取ることです!
スキー板全体を綺麗に拭くのはもちろんなのですが、特に重要なのはエッジ。
エッジに水分が残ったままでは錆びの原因となります。
また、春先などによく撒かれる雪面硬化剤もエッジを錆びさせる原因となりますので、まずはタオルなどでしっかりと拭き取りましょう!

クリーニング/リムーバーで油分除去

クリーニング/リムーバーで油分除去

水気を拭き取ったスキー板をチューンナップテーブルに固定します。
※ビンディングの流れ止めは太めの輪ゴムなどで邪魔にならないように上げておきましょう。
トップからテールの方向に向かってスクレーパーを当てて、滑走中に付着した汚れや古いワックスを剥がします。
一日しか滑ってない板でも、意外と汚れているものです。

クリーニング/リムーバーで油分除去

スクレーパーでスキー板表面の汚れがある程度落とせたら、次にリムーバーを使ってクリーニングします。
リムーバーを使うことで、スクレーパーでは落としきれなかった汚れや油分を落とすことが出来ます。
使い方は簡単。滑走面にリムーバーをかけて、ワキシングペーパー又はキッチンペーパー等などで拭き取るだけです。
黄砂が飛ぶ時期では、拭き取った後のキッチンペーパーが驚くほど汚れますよ!
リムーバーは種類も豊富で、スプレータイプや液体タイプなどがあります。
スプレータイプならムラなく噴射でき簡単なので、初心者の方にもおススメです。

ストラクチャー(溝)に入った汚れをブラシでかき出す

ストラクチャー(溝)に入った汚れをブラシでかき出す

これで終わりではありません。
ストラクチャー(滑走面の溝)に入り込んだ汚れを、ブラシを使ってかき出します。
ブラシにもいろいろ種類がありますが、ここでは毛先の細い「ブロンズブラシ(銅でできた硬いブラシ)」を使用します。(ナイロンブラシでは毛先が太く、ストラクチャーの溝まで毛先が届きにくいです)
溝の汚れをかき出すように、手首のスナップを使ってこすります。
ここでオススメ!ブラシでこすると滑走面がケバ立つので仕上げに、スポンジ?たわし?のような「ファイバーテックス」で磨き、余分なケバを取り除くと良いでしょう。
ファイバーテックスは粗仕上げ用を使用してください。

ここまですれば滑走面の汚れはほぼ落とせて良い状態を保てます。
ここからはさらに上級者向けのメンテナンス方法をご紹介します。
上級者向けは道具も必要になって工程も増えるので簡単ではないですが、スキー板の滑走性を維持したい方は是非やってみてください。

【上級テク】クリーニングワックスを使って滑走面の汚れを落とす

【上級テク!】クリーニングワックスを使って滑走面の汚れを落とす

クリーニングワックスを使い滑走面の汚れを落としましょう。
クリーニングワックスとは、汚れを取るために使用されるワックスで、通常のワックスより融点が低く、柔らかいのですぐに溶けてよく伸びます。
ワックスがストラクチャー内の細かな汚れをキャッチしたところでブラッシングすると、ワックスと一緒に汚れを除去できます。

・作業は慣れると簡単です。
まずクリーニングワックスをアイロンで溶かして滑走面に垂らします。
※ワックスの量が少ないとこの後アイロンを当てた時に滑走面が焦げる恐れがあるので、少し多めに垂らしましょう。
次に滑走面とアイロンの間にワクシングペーパーを挟み、アイロンとペーパーを一緒に動かしてワックスを伸ばします。
滑走面全体にワックスが均等にいきわたるように丁寧に伸ばしていきます。
ここで注意しないといけないのが、アイロンを動かすスピードです。
あまりゆっくり動かしすぎると滑走面が焦げてしまいますので注意。
アイロンを当てた後の溶けたワックスがスッと固まっていくくらいがちょうどいいスピードです。
滑走面にまんべんなくいきわたらせ、ワックスが乾く前に剥がすことで、表面の汚れも一緒に落とせるわけなのです。

スクレーパー、ブラシを使ってワックスを剥がす!

ワックスを塗ったら、まだ温かいうちに剥がしていきます。
先ほどと同じ要領で、スクレーパーで表面のワックスを剥がし、ブラシでストラクチャーに入ったワックスもかき出します。
ボアブラシ、ナイロンブラシの順番にかけて、板の表面に残った不要なワックスを落とします。
ブラシをかけた後はファイバーテックスで表面を拭きます。
ファイバーテックスは仕上げ用を使用してください。

これでメンテナンスは完璧です。
この工程を頻繁に行うと滑走面が黒光りしてきます。これが、ワックスが馴染んだ良い状態の滑走面である証拠です。

まとめ

まとめ

スキー板のメンテナンス方法をご紹介しました。
滑走ワックスは滑走面の汚れをしっかり落としてから塗りましょう。
長期間スキー板を保管する場合は滑走ワックスを塗りっぱなしにしておいてください。
滑走面の酸化を防ぎ、保護の役割にもなります。
毎年オフシーズンにチューンナップに出している方も、日ごろのお手入れをするだけで滑りやすい状態をキープできるので、
是非ご自身でお手入れしてみてください。

スキー板一覧へはこちら

メンテナンス用品一覧へはこちら

この記事をシェアする

スキー板 RANKING

コンテンツTOPへ
タナベスポーツ・ショッピングガイド