SMITH(スミス)ゴーグル2022-2023 NEWモデルを徹底解析!

SMITH(スミス)ゴーグル2022-2023 NEWモデル

日本ではスノーゴーグルで知られるSMITH。
毎年恒例の数量限定Early MODELゴーグルに新たにサングラスが登場!
そのほか2022-2023NEWモデルのゴーグルの紹介に加え、用途に合わせてテクノロジーを駆使した豊富なレンズもわかりやすくご紹介していきます!

Early MODEL

Early MODEL

Early MODELゴーグル

Early MODELゴーグル

スミスが例年取り組んでいる「Early MODEL」。
Early MODELは数量限定で、日本に入ってくる完全受注生産モデル。
通常のプロパーのラインよりも2,500~4,500円程度値段が安くなっています。

2022-2023は全部で8型あります。
「4D MAG」が2型、「I/OMAG XL」「Squad MAG」「Squad XL」など、さまざまなモデルに及んでいます。
性能的には通常のプロパーモデルと変わりありませんが、お求めやすい価格になっており、プロパーには無い特別なフレームデザイン、レンズ設定になっているので、目立ちたい方にはおすすめのモデルです。

Early MODEL Embark

Early MODEL Embark

2022-2023はサングラスも「Early MODEL」ということで手掛けています。
「Embark」という取り外し可能なサイドシールドを付けた懐かしい形のモデルです。
目の横の部分から光が入ってこないように眩しさをカットする工夫が施されているモデル。
既に展開されており、各モデル250点の限定数で日本に入っています。

特徴的なのは、新しく開発された「グレイシャーフォトクロミック」レンズ。
「フォトクロミック」のレンズは気温の差に弱く、寒くなると色が変わりにくいという特徴がありました。
しかし「グレイシャーフォトクロミック」は1枚のレンズで、寒さの中でもレンズの色が変わる、今まで無かった極めて特殊なレンズになっています。
このレンズは「Matte Black」のみに採用されています。

他のカラー展開は「パープルシンダー」、ノースフェイスとのコラボの「TNF Matte Black」などがあり、それぞれのフレームに合ったレンズがはまっています。

レンズテクノロジーについて

レンズテクノロジーについて

クロマポップ

クロマポップ

スミスの上位モデルのゴーグルに関しては、全て数年続いている「クロマポップ」といったハイコントラストレンズを採用しています。
ハイコントラストレンズにも「Sun、Everyday」「Storm」といった天気の良い時用、悪い時用、オールラウンドで使える物といった枠組みができており、全部で13色展開しています。
「クロマポップ」の特徴は、非常に目が疲れにくく、正確な視界を確保し続けることです。
レンズを内側から見ると極めて薄い色を採用しているのが分かります。
レンズの色を濃くすればコントラストはハッキリ出てくるのですが、1時間、2時間と使っていると目が疲労してしまいコントラスト効果が出にくいというデータがあります。
なのでスミスでは長時間使って頂いても目が疲れにくくしっかりコントラストが出るように、「クロマポップ」レンズのベースに薄い色を採用しています。

可視透過率は「Sun」のレンズで9~15%
オールラウンドの「Everyday」が25~35%
天気の悪い時の「Storm」が50~65%程度の色味です。
そして2022-2023で新色の「StormAmber(ストームアンバー)」という極めて薄いアンバー色、オレンジ系統の少し濃い色のレンズが出ます。
このカラーは、2022-2023シーズンはスペアレンズのみの対応です。
標準仕様のゴーグルはなく、「SquadMAG」以上の上位モデルでのスペアレンズとして採用されています。

調光レンズ

調光レンズ

調光レンズは2色用意されています。
天気の良い時用と天気の悪い時用があり、使い分けて頂けるようになっています。
ストライクゾーンが変わっており、天気の良い時用の調光レンズは20~40%の間を行ったり来たりします。
天気の悪い時用のものは30~50%の間を行ったり来たりします。
いずれのレンズも天気の悪い時、周囲のトーンが少し落ちた時にレンズの色が薄くなるような工夫がされています。

スミスの調光レンズはダブルレンズの内側の色が変わっていく仕組みになっています。
それは調光レンズが-15°C以下になると色が変わらなくなってしまうというデメリットを解消するためです。
内側のレンズはゴーグル装着時に顔に近くなるので、常に人の体温を受け、レンズがプラスの温度を保った状態になります。
そのためどんな状況でも調光機能が機能できます。
紫外線をしっかりカットしながらも、内側のインナーレンズで反応し光を調節するという1ランク上のレンズです。

5X ANTI-FOG LENS

5X ANTI-FOG LENS

スミスには様々な科学技術が使用されており、それぞれレンズのクオリティが違っています。
一番上位のモデル、特にMAG系のシリーズは「5X ANTI-FOG LENS」といった加工がされています。
これはレンズを通常より5倍曇りにくくできるテクノロジーです。
スミスの上位モデルのインナーレンズは、インナーレンズそのものに曇り止めのコーティングが施されています。
通常の曇り止めの加工は、ダブルレンズの内側に曇り止めの融液をかけるのですが、「5X ANTI-FOG LENS」はレンズを作る時にレンズの中の素材に曇り止めを練り合わせています。
なのでレンズ自体が全て曇り止めになっているのです。
また、そのレンズの表面に人間の目では感知できないミクロ単位の傷を無数につけることによって、20cm程だったレンズの表面積が約1mくらいにまで大きくなります。
傷によって生まれる凹凸面も全て曇り止め加工が施されているので、1つのゴーグルに通常よりも多くの曇り止め加工を集約することができているという他にはないレンズです。
そのため通常と比べて5倍曇りにくい状態にできています。

HYDROPHOBIC LENS COATING

HYDROPHOBIC LENS COATING

撥水加工を施したレンズです。
転んでも表面についた水が流れるようになっています。
傷が付きにくいのが特徴です。

TAPERED LENS TECHNOLOGY

TAPERED LENS TECHNOLOGY

通常、球面レンズは一面同じ厚さの平面レンズに熱を加えて曲げる方法で作るのですが、スミスの場合はレンズの中心は厚く、サイドは薄く設計されたものを立体的に作っています。
平面を球面に加工するのではなく、もともと球面の形をした状態でできあがってきます。
なぜこの形状かと言うと、一面同じ厚さだと光が入ってきた時の情報が湾曲して目に入ってきてしまい、目が疲れやすくなったり、視界が歪んで見えることがあるからです。
中心を厚く、サイドを薄くすることで、光の情報が全て真っ直ぐ目に入り、歪みなく疲労しにくいレンズに仕上げているのです。

CARBONIC-X LENS

CARBONIC-X LENS

レンズの表面にカーボン素材を採用し、傷が付きにくい加工が施されています。

RESPONSIVE FIT TECHNOLOGY

RESPONSIVE FIT TECHNOLOGY

ゴーグルの上の通気部分が網目状になったフレームで、顔に合いやすくしています。
そこが1枚のプラスチックやゴムなどになっていると、フレームの動きが硬くなり顔との間に隙間ができたりしてフィットしにくいですが、網目状にすることで、装着してベルトで引っ張ると顔と密着するようにフレームが変形してくれます。

4D MAG

スミスのマスター上位モデルです。
これまでは1サイズ展開だったのですが、2022-2023から少し小型の「4D MAG S」が新しく展開されます。
サイズイメージは、「4D MAG」が大体「I/OMAG XL」の大きさぐらいだとすると、「4D MAG S」は「I/OMAG」ぐらいのミドルレンジにあたる大きさです。


「4D MAG」シリーズの特徴は、目の下部分のレンズです。
レンズ下部が球面になっており、足元の視界が約25%広くなる、「BirdsEyeVision」という技術が採用されています。
特にクローチングを組んだ際や下側の視線を気にしたい時に重宝します。
通常のゴーグルはフレームの中にレンズが収まっていますが、「4D MAG」はレンズで下側が覆われているので非常に視界が広くなります。
それぞれのフレームには、定番のBlackからチャコールのような色も用意されています。

「4D MAG S」は黒、白、茶色系の色があり、男性も女性も使って頂けるカラーリングになっています。
「4D MAG」・「4D MAG S」共に各モデルにスペアレンズが付属しており、1つのゴーグルで天気の良い時用のレンズと天気の悪い時用のレンズが揃うので全てのシチュエーションに対応できます。
調光レンズが設定されているモデルの場合は、スペアにクリアレンズがつきます。
調光で広範囲の天気に対応し、クリアで悪天候やナイターに対応できるので更に幅広く活用できます。

レンズ交換も簡単にできるようマグネット式を採用しています。
目の下の部分にあるロックを両サイド押して、爪の外れた状態のレンズを上に持ち上げれば簡単に外れます。
スミスのマグネットシリーズはN52という強力なマグネットを使っているので、ただレンズが引っ付いただけの状態でも外れにくくなっていますが、マグネット式はどうしても転倒などでフレームが歪んだ時にレンズが外れてしまうことがあります。
そうならないように両サイドにしっかり押さえ込めるような爪を付け、ダブルロックしているのがスミスのマグネットの特徴です。

ノースフェイスコラボ

ノースフェイスコラボ

2022-2023シーズンも「TNF Red」というノースフェイスとのコラボが続いています。
「TNF Red」は、赤いベルトを採用したノースフェイスのダブルネームの入ったゴーグルです。
各モデルにゴーグルケースが付いていますが、ノースフェイスのコラボモデルに関しては、ノースフェイスのゴーグルバッグが付いてきます。

Squad MAG

Squad MAG

平面系のマグネットの最高モデル。
ゴーグルの球面と平面のシェアは拮抗しているのですが、今若者の間では1枚の大きな平面レンズのゴーグルを付けるのがファッション的な意味合いで流行している傾向で、「SquadMAG」も人気が高いです。
さらに2022-2023モデルでは今まで無かったような非常にシャープでかっこいいデザインの物が登場します。

カラーのラインナップも豊富で、いろいろなスタイルの方にマッチングできるようなデザインです。
ベーシックな黒やノースフェイスの新しいコラボモデルのシェイディーブルー。
さらにコラボモデルの中にも調光レンズの物と天気の良い時用のレンズを付けた物の2種類あり、ニーズに合わせて選んで頂けるようになっています。

平面レンズでもかなり視界が広く、「SquadMAG」は「I/OMAG XL」と変わらないぐらいの視界を確保できる仕様です。
フレームレスのレンズなので、今まであったフレームの窮屈感もありません。
上下もサイドも見やすくなっているので、レースの選手にも多く支持されているモデルです。
「SquadMAG」のレンズ交換もダブルロック式の外れにくいマグネット式を採用しています。
目の下の部分にあるロックを両サイド押して、爪の外れた状態のレンズを上に持ち上げます。

I/OMAGシリーズ

I/OMAGシリーズ

「I/OMAG XL」「I/OMAG」「I/OMAG S」はサイズ違いになります。
レンズ交換は全てマグネット式です。
ベルトの内側にダブルロック機能が付いており、転倒時にレンズが外れるのを防ぐ役割も果たしています。
「I/OMAG」のシリーズ全てに調光レンズと調光ではないレンズが設定されているので用途によって選べるようになっています。
「I/OMAG」や「I/OMAG S」はサイズが多少小さいのですが、スミスのヘルメットとの相性は抜群です。

I/OMAG

I/OMAG

ミドルレンジで、通常のゴーグルぐらいの大きさになります。

I/OMAG S

I/OMAG S

若干のスモールサイズ、特に女性の方に選ばれやすい形になっています。

I/OMAG XL

I/OMAG XL

スミスで最も人気のあるモデルです。
スミスの中で一番視界が広いと言われているモデルで、メガネ用も兼ねています。
サイドのスポンジの部分とフレームの一部をカットしており、テンプルを圧迫しないようにしています。
通常よりも少し大きめの眼鏡まで中に入りやすくなっています。

眼鏡を使わない方法として「ODS3-RX Adapter」という物も販売しています。
自分で度を合わせたレンズを入れてもらいます。
それをノーズのスポンジ部分にはめこむと、ゴーグルの中に眼鏡のレンズ部分だけが設置されている状態になるので眼鏡を使わなくてもしっかりと視界を保てるというものです。

球面シリーズ

球面シリーズ

「Skyline XL」「Proxy」「Moment」「Sequence OTG(シークエンスOTG)」の計4型あります。
レンズは1枚だけで、値段も少し下げながら、シチュエーションに合いやすいようなオールラウンドのレンズをはめている物が多いのが特徴です。
各モデル、ベルトのデザインがポイントになりますが、そのスタイルに合うレンズをはめて販売したいというのがスミスのポリシーの根底にあります。
基本的にレンズ1枚設計はオールラウンドに使えるレンズをはめているものがほとんどなのですが、天気の良い時用のサンブラックを設定しているバリエーションもあります。

Skyline XL

Skyline XL

大型で眼鏡対応になっています。
サイズとしては「I/OMAG XL」と同じ程度です。

Proxy

Proxy

「I/OMAG」と同じ程度のサイズ感を持つゴーグル。

Sequence OTG(シークエンスOTG)

Sequence OTG

小型ですが眼鏡に対応できる工夫がされています。
「I/OMAG」よりも小さく、女性の方や小顔の男性の方に選ばれやすいモデルです。

Moment

Moment

「Sequence OTG」と同様に「I/OMAG」より小さいサイズで、女性の方や小顔の男性の方に選ばれやすいモデルです。

Cylindricalシリーズ

Cylindricalシリーズ

平面レンズのシリーズ「Squad XL」「Squad」「Squad S」「ReasonOTG(リーズンOTG)」

Squad XL / Squad / Squad S

Squad XL / Squad / Squad S

この3型はサイズによって、XL、ミドルレンジ、少し小さめのラインナップです。
特徴は、平面レンズを採用しつつ、フレームの割に視界が大きいというのが特徴です。
特に「Squad XL」はレンズが2枚設定になっていて、天気の良い時用のレンズと天気の悪い時用のレンズが揃っています。
上位モデルのような内容ですが、上位モデルに比べて2万円ほど低い価格になっているので使われる方が多いです。
競技をやっている選手が特によく使っています。
「Squad」は、レンズが1枚設定で、レンズ1枚の大型のフレームレスに近い形になります。
エントリー層の方にも選んで頂けるモデルです。
その一回り小さい「Squad S」は2022-2023から登場するモデルです。他のSサイズ基準程小さくありません。
視界も広く保てます。カラーリングで女性レーサーに選ばれやすいイメージにしています。

ReasonOTG

ReasonOTG

値段を抑えつつも、フレームの中にレンズがしっかりと入った安心なモデルになっています。

エントリーモデル

エントリーモデル

「Range」「Frontier」「Daredevil」
こちらも全てレンズ1枚設定になっています

Range / Frontier

Range / Frontier

上位モデルに使用しているカーボニックレンズという硬い素材と比べて、ビュートレイという柔らかいレンズを採用しています。
その分、値段も抑えられています。
どちらも形的には小さく見えますが、ミドルサイズとラージサイズの間くらいの大きさになります。
安心してかけて頂けるモデルになっていますし、全モデルともヘルメットとの相性も良いです。
スミスのゴーグルを使ってみたいエントリー層の方におすすめしたいです。

Daredevil

Daredevil

さらに小さいBOY‘S CLASS。
小学生から中学生くらいまでが使える目安です。
眼鏡も使用できるモデルになっています。
レンズも1枚設計で値段も9000円台です。
眼鏡の小学生の方の選択肢として選ばれやすいイメージです。

Gambler/Rascal

Gambler/Rascal

2~4歳のジュニア用の非常に小さいモデルなのですが、ダブルレンズ入っており、曇り止め加工が施されています。
メガネにも対応できるようになっているので、メガネのお子様にも使いやすいです。
スミスのジュニア用ヘルメットとの相性も良いので合わせやすいモデルです。

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