VOLKL(フォルクル)スキー板2022-2023モデルをご紹介
VOLKL(フォルクル)のスキー板VOLKLスキー板2022-2023モデルをご紹介! レースタイガー、ディーコンシリーズなど、各シリーズの特徴を詳しく解説していきます!
RACETIGER(レースタイガー)シリーズ
RACETIGERは技術選や検定合格を目指すコンペティション志向のためのシリーズです。
RACETIGER GS/SL MASTER
2021-2022シーズンに好評だったデモシリーズ。
トップモデルにあたるRACETIGER GS MASTERとRACETIGER SL MASTERは昨年からの継続です。
- RACETIGER GS MASTER
- 上級デモスキー(大回り)
- RACETIGER SL MASTER
- 上級デモスキー(小回り)
RACETIGER GS/SL
RACETIGER GS、RACETIGER SLは、MASTERの乗りやすいバージョンとして一般上級用にラインナップされています。
2022-2023モデルから、トップモデルで採用されているスキー先端部にカーボンのチューブが入った「テイラードカーボンチップ」を搭載。
これまで標準装備されていた振動吸収システムのUVOが無くなりました。
また、トップ、センター、テールのラディウスも変更されており、さらに乗りやすい設定になっています。
乗りやすくなっている理由のひとつとして、プレートにR(アール)モーションと呼ばれるシステムが採用されていることが挙げられます。
ベースのシステムは変わりませんが、プレートがR motion2からR motion3に変更になりました。
見た目はほとんど同じですが、トップ部分の長さが違います。
ラバー部分もR motion3の方がセンター寄りに入っており、よりたわみが出しやすい設計になっております。
テール部分はスキー板とプレートの間に少し隙間をつくることでたわみを出しやすくしています。
ビスの間隔も少し広がっており、エッジのプレッシャーが上げ、さらにたわみを引きだしやすい構造になっています。
- RACETIGER GS
- 上級デモスキー(大回り)
- RACETIGER SL
- 上級デモスキー(小回り)
RACETIGER GS/SL MASTERとRACETIGER GS/SLの違い
RACETIGER GS/SL MASTERはアッシュの芯材、RACETIGER GS/SLにはビーチポプラを合わせた形の芯材が使用されています。
もうひとつの違いはワールドカッププレートとR motion3の違いです。
新しいプレートの効果でRACETIGER GS/SLはたわみが出しやすくなっていて非常に乗りやすくなっているので、これまでのモデルよりもさらに幅広い方に乗って頂ける仕上がりとなっております。
RACETIGER SC CARBON/RC/SRC
セカンドモデルのRACETIGER SC CARBONは従来通りカーボンを搭載、デザインのみの変更されています。
100周年を迎えることになったので、全モデル100周年記念ロゴが入りました。
余談ですが、ストラクチャーは一般的にツリーの形に見えるのですが、実はスキー表面のデザインと同じ形になっているゼブラパターンと呼ばれるストラクチャーを採用し、よりデザイン性を高めております。
実際に目視で確認すると面白いです。
2022-2023モデルはRACETIGER SC CARBONと従来からあるRACETIGER SRCの間にRACETIGER RCが新登場しました。
インターナショナルでは、RACETIGER RCが大回り用、RACETIGER SC CARBONが小回り用ということで、対の板となっています。
トップモデルと比べると乗りやすいモデルになっています。
RACETIGER RCは薄いメタルが滑走面側に1枚入っている構造になっております。
上位モデルのRACETIGER GS/SLに入っているようなトップシート側のメタルは採用していませんが、よりしなやかで乗りやすく仕上がっています。
ラディウスは比較的緩やかなミドルターンからロングターン向けのスキー板です。 ただし、165cmの設定は、かなり回るような感じのサイドカーブを採用しているので、ショートターン向けの仕上がりに
なっております。
- RACETIGER SC CARBON
- 上級デモ・オールラウンドスキー(小回り)
- RACETIGER RC
- 上中級デモ・オールラウンドスキー
- RACETIGER SRC
- 中上級デモ・オールラウンドスキー
DEACON(ディーコン)シリーズ
DEACON(ディーコン)はプロからスキー入門者まで幅広い層に対応したオンピステを楽しむためのシリーズです。
2021-2022シーズンはトップモデルにDEACON BLACK(ディーコン・ブラック)と呼ばれるシリーズになっていましたが、大きく括ってDEACON(ディーコン)と呼ばれるシリーズに一まとまりになりました。
DEACON 76/72 MASTER
トップモデルとして、2021-2022シーズン好評だったDEACON 72 MASTER、DEACON 72 MASTERは継続です。
DEACON 76/72
セカンドモデルになるDEACON 76とDEACON 72は新しくサイドカーブを変更していてどちらもより良く回るようになっております。 RACETIGER GS/SLと同じく振動吸収システムのUVOが無くなり、ナノカーボンチューブを採用しています。 プレートもR motion3に変更されているのでテール部分含めスキーのたわみが引き出しやすくなっています。
上記モデルの共通として、トップロッカーに加えテールもロッカーになっているので、スライド操作もしやすくなっています。コブなどでも扱いやすい1台に仕上がっております。
- DEACON 76
- ミドルターンを得意とする設計になっています。
キャンバーのアーチが少し緩やかになっているので割と縦長にターン弧を作りやすいです。 - DEACON 72
- 2021-2022シーズンのセンター幅が74mmの設定でしたが、より2mm絞り込むことでサイドカーブを感じやすくなっています。
プレートの効果でたわみを引き出しやすくなっています。オールラウンドで使えるおすすめの1台です。
DEACON 75
上中級オールラウンド
DEACON 84/80
上級セミファット・オールラウンドスキー。
DEACON(ディーコン)シリーズのセンター幅80mm台の2モデルはトップ&テールロッカーを採用。
どちらも2021-2022シーズンからデザイン変更のみで、3サイズ(トップ/センター/テール)の形状は同じです。
DEACON XTD/XT/X
初~中級モデルのDEACON XTD、DEACON XT、DEACON Xは2021-2022シーズンからの継続になります。
- DEACON XTD
- 中級オールラウンド
- DEACON XT
- 初中級オールラウンド
- DEACON X
- 初級オールラウンド
FREERIDE(フリーライド)
FREERIDEはパウダーをメインにフォルクルはオンピステでのパフォーマンスも兼ね備えたシリーズです。
M6 MANTRA/MANTRA 102/KENDO 88
2021-2022シーズンにM6 MANTRAにカーボンのチューブを採用して、すごく評判が良かったので2022-2023シーズンも継続となって、デザインのみ変更しています。
同様の特徴をMANTRA 102と、ひとつ下のモデルになるKENDO 88にも採用しているので、よりトップの食いつきが良く、反応の早いスキーになっております。
KATANA 108/KANJO 84
KATANA 108とKANJO 84は、2021-2022シーズンと同等の造りでデザインのみの変更となっています。
FREESTYLE(フリースタイル)シリーズ
REVOLT 84/90
フリースタイルシリーズは、基本的にはデザインの変更が特徴的。
ハーフパイプやスロープスタイル、フリースタイル系のコンペティションに向けてのシリーズはREVOLT 87というモデルだったのですが、2022-2023シーズンからはスロープ用のREVOLT 90、パイプ用のREVOLT 84と2分化されました。
2モデルとも同じデザインですが、スペックに違いがあります。
どちらのモデルもトップとテールの幅が同じリアルツインの設計という特徴を持っています。
- REVOLT 84
- サイドウォールが全面にあるサンドイッチ構造です。
- REVOLT 90
- サンドイッチ構造になっている部分がセンター部分で「センターサイドウォール構造」を採用しており、トップとテールはキャップの構造になっています。
これにより種目の特性を上手く捉えて扱いやすい設計になっております。