【柏木義之式】スキーの踏み方レッスン!低速も高速もこれでOK!「曲げ荷重」で永遠のテーマに終止符?
レジェンド柏木義之選手が切り込む!スキーヤー 永遠のテーマ「スキーの踏み方」!
低速・高速両方で使える曲げ荷重とは?
膝を向ける方向、荷重・力の加える方向など細かいポイント解説であなたの「スキーの踏み方」にも新発見をもたらします!
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柏木選手が教える「角付け」も同時マスターで今シーズンさらなる上達間違いなし
目次(該当のシーンへ遷移します!)
「荷重」とは?
エキスパートスキーヤーの方の荷重のイメージは大体2タイプに分かれています。
- 伸ばし荷重
- :伸ていして張って抑える
- 曲げ荷重
- :踏み込んで(膝を)曲げる
エキスパートスキーヤーほど伸ばし荷重を使用します。
スピードが出ないプルークでは曲げ荷重を行いますが、スピードが出たロングターンやカービングターンほど傾くので、そのまま足を足を張って抑える方が多いです。
柏木義之選手は、低速でも高速でも曲げ荷重を採用しています。
動きでいくと、ポジションをとって上下移動をしっかり使い、膝がトップ方向に動くように、下に押すイメージで曲げて荷重します。
ブーツがスネに当たるタイミングでスキーを踏み込むようなイメージです。
滑走練習
滑りやすいミドルターンで上下運動の練習をしましょう。
一度高い姿勢になってからグッと低い姿勢になります。
このときに両方の膝がトップ方向に向くように曲げて荷重します。
そこからもう一度立ち上がり、逆方向にグッと下がる動きを行います。
このときに膝は内側ではなく前側に行くように意識し、タングと脛の圧感を感じるようにしましょう。
前に押し込んで板が走っていくような感覚です。
この動きをプルークターンでも練習してみましょう。
まとめ
板に対して真下に力を加えることで、板をしっかり撓ませることができます。
そこに曲げ荷重を加えることで推進力が生まれます。
ショートスキーなどサイドカーブがあるスキーは、あまり上下運動をしなくても、傾きだけである程度スキーがたわみます。
175cmなどの長めの板はサイドカーブがないので、曲げ荷重をうまく使っていくと板のたわみが出せるようになります。
※内倒すると体が板から離れ、スキーがうまく撓まなくなってしまうため注意しましょう。
今回使用したスキー板はこちら!
Volkl DEACON 72
西上さんの使用した板はこちら。
開発チーム渾身の1台。
オンピステを丸ごとできる究極の「ザ・オールラウンドモデル」です。
安定感と軽快さ、乗れば即座に感じられる操作性の良さが持ち味。
Volkl RACETIGER WC COMP SL
柏木選手が使用した板はこちら。
FISレギュレーション対応。
WCとは組構造、芯材、使用素材等が異なります。
165cmはテイラードカーボンチップ採用、新サイドカットの構造に進化しました。