【メンテ】緊急事態!スキーワックスのフッ素禁止の裏話を入手!
2019年11月からフッ素ワックスが禁止されているってご存知でしたか?
今回の動画では、フッ素ワックスの禁止について解説しています。
興味のある方は、是非ご視聴ください!
目次(該当のシーンへ遷移します!)
ブラブジャパン株式会社について
ブラブジャパン株式会社は、SWIX・TOKO製品を扱っている会社です。
SWIXスポーツジャパンから社名変更を行っています。
フッ素が禁止された理由
ヨーロッパで、フッ素は以前から人体に影響がある成分と言われています。
「スキー板から自然界に残ったフッ素が残留し、後々人体に影響を与えるのではないか」との懸念から規制されるようになりました。
禁止されているフッ素は、人体に蓄積されるPFOAと呼ばれる化合物。
それに対し、ワックスで使われているフッ素は、PFOCです。
2020年にヨーロッパで規則ができ、フッ素が使えないだけでなく、ヨーロッパからの輸出も禁止されています。
世界的に規制が厳しくなる
ヨーロッパからフッ素ワックスが輸入できなくなるため、フッ素が使われていないワックスに切り替わっていきます。
FISでの大会でフッ素ワックスが使えなくなると、SAJも禁止になる可能性が高くなります。
そのため、ブラブジャパン株式会社では、フッ素ワックスを作らない方向になっています。
いつから使えなくなるのか
2023年からフッ素ワックスが使えなくなります。
ワックスを購入する際は、注意してください。
フッ素が使われているか見分ける方法
SWIXの場合
FULLOR FREEと呼ばれるマークが付いているワックスには、フッ素が使われていません。
FUTURE CERAと呼ばれるマークが付いているワックスは、以前からある人体に害のないフッ素が使われているタイプです。
TOKOの場合
PFC FREEと呼ばれるマークが付いているワックスには、フッ素が使われていません。
REGULATION PFC 2020と呼ばれるマークが付いているものには、ヨーロッパの2020年の規則を守ったフッ素が使われています。
ワックスを購入する際は、どのマークが付いているかチェックしましょう。
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FULLOR FREE
商品ページでCHECK!
安いレースワックスだけを使えば良いのか
フッ素ワックスが禁止されたからと言って、安いレースワックスだけを使えば良いわけではありません。
ワックスによって、滑りやすさが変わってきます。
滑りを良くするために、PS(パラフィン)をベースに塗った後、HS(ハイスピード)を塗ることをおすすめします。
フッ素ワックスを使う際の注意点
今年度フッ素ワックスを塗った板は、2023年の大会で残ったフッ素が検出され、大会に出れなくなる可能性もあるので、注意が必要です。
同じ板で大会に出るためには、チューンナップに出して滑走面を削る必要が出てきます。
また、ブラシやスクレーパーにフッ素が残留する可能性があります。
ブラシやスクレーパーに残留したフッ素は、フッ素クリーナーで落とすことができます。
ただし、フッ素を完全に落とし切れるとは限らないので、スキー板やブラシ、スクレーパーの買い替えも一度検討することをおすすめします。
競技を意識していない場合
競技スキーヤーでない方は、今まで通りフッ素ワックスを使うことができます。
用途に合わせてワックスを使い分けましょう。
フッ素ワックスを使う場合、シーズン終わりにしっかりチューンナップに出し、滑走面を削ることが大切です。
今後のことを考え、スキー板やメンテナンス用品を買い換えるのも選択肢のひとつ。
また、フッ素ワックスは生産されない傾向にあるので、それを踏まえた上でフッ素ワックスを使うかどうか判断する必要があります。
レースや大会への出場を検討されている方は、ルールが変更に備えて日頃の情報収集も重要になってきます。
タナベスポーツチャンネルでもルール変更などのお役立ち情報を引き続き配信していきます!